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冬の陽は野暮なほどに早く暮れてしまい、早くも解散の時間が近付いてきた。
イブのせいか、駅はオシャレした人々で埋め尽くされている。
人混みの中でも頭半分飛び出ている松村くんを見失うことは無さそうだったけれど、「はぐれると危ないから」と一方的に繋がれた手は、知らんぷりでそのままにしておくことにした。
松村くんの大きな手に包まれると、なんだか自分がやたらと女の子になったような気がして、照れ臭くて仕方ない。
なんで寒がりのくせに手袋をしていないのかも、今はそのまま知らんぷり。
繋いだ手は温かいはずなのに
おしゃべりな松村くんは暖房の効いた電車に乗っても、なぜか無口のままだった。
.
「…受験なんて、早く終わればいいのに。」
私の家の最寄駅で降りたあと、わざとゆっくり歩きながら、松村くんが呟く。
やっぱり結局は寒いらしく、繋いだままの私の右手ごと、彼のチェスターコートのポケットに豪快に収納されている。
「なんで？」
「帰るの早過ぎ。」
「そうだねー…
けど夜中まで遊んでた夏までの分、取り返さなきゃいけないし。」
「自業自得なのがツラいな…」
「けど夢の大学生活、憧れの一人暮らしのためだもんね！」
どうにか前向きな話題にしようと明るい声を出してみる。けれど松村くんは、何か考え込んでいるかのように前を向いたままだ。
不思議に思って首を傾げていると、松村くんがこちらを見ないまま、
「…合格したら、一緒に住む？」
と、白い息と共に消えてしまいそうなぐらい小さな声で、ポツリと呟いた。
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マヨ(プロフ) - あいりさん» こちらこそ、ありがとうございました！じゅったんカッコよく書けていたならよかったです(^^)モテない女がモテる男を書くのは大変でした…( ；´Д｀) (2022年2月20日 0時) (
レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - マヨさん» ありがとうございます！読ませていただきました！やっぱり樹がかっこよすぎました🥹 (2022年2月19日 17時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます(^^)パス開けました〜！ (2022年2月19日 10時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 俺の可愛い妹で、俺らの大切なお姫様。にやられました😇パス教えて下さい🙇♀ (2022年2月19日 1時) (レス) id: 87926ffd93 (このIDを非表示/違反報告)
マヨ(プロフ) - 澪さん» お待たせ！！じゅったんとのデート書きました！！パスかけてあるから、読みたくなったら言ってくださーい！！ (2022年2月18日 22時) (レス) id: e79016e87d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ
| 作成日時：2021年12月2日 1時
