話せる人 ページ8
_コナンside_
「あれ?コナンくん」
「蘭姉ちゃん」
「ミステリーを買いに来たの?」
「うん!お姉さんが譲ってくれたんだ!」
「ありがとうございます!」
『いえ..』
「この人が前に探偵事務所見てた人だよ。依頼はなかったみたいだけど」
「そうなんだ。この近くに住んでるんですか?」
『はい。最近越してきて』
やっぱり歳は蘭とそんな変わらない
そのせいか話が弾み、仲良くなっていた。
『空手の主将?』
「はい。大会の日は父と母が見に来てくれて」
『へぇ!』
帰りの方向が同じなため歩きながら互いのことを話している
俺より話せてるな...蘭
『越してきて2週間くらいでしょうか?この町のことまだよく分からなくて』
「じゃあ今度案内しますよ!美味しいスイーツのお店とか,洋服屋とか!」
『いいんですか?』
「もちろん!」
『じゃあお言葉に甘えて』
「僕も行きたい!!」
「ダーメ。女だけよ」
「え〜!」
「そういえばAさんってミステリー好きなんですか?」
『え?_うん。ミステリーとホラーが好き』
「ホラー!?凄いですね!私そういうの苦手...」
「じゃあホームズは?」
『ホームズ?好きだよ。全部読んだ』
「本当!?」
同じホームズファんなのかこの人!
____じゃなくて!!
「新一と同じですね」
『新一?』
「工藤新一。高校生探偵の」
『あぁ。ミステリー作家、工藤優作の息子さん』
「そう!今は全員家にいないんですけど、新一もホームズファンで私やコナンくんにいろいろ吹き込んだりして」
悪かったな!
『なぜ居ないんですか?』
「両親は海外で仕事してて、新一はなんか事件続きで学校もだいぶ休んでて...」
「ら,蘭姉ちゃん。そろそろ着くよ」
「あっ!ホントだ!すみません、話し込んでしまって」
『いえ、楽しかったですよ』
「あっ!A姉ちゃん、連絡先交換しよ」
「私も!」
『いいですよ』
これで繋がりが出来た
もう逃がさねぇぞ...!
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作者名:地炎 美羅 | 作成日時:2020年6月29日 9時