不明の依頼人 ページ3
｢ずりぃぞコナン!1人だけあの人追いかけてよ｣
｢わりぃ...でも何も無かったぜ｣
｢だから言ったでしょ?何にもしてないって｣
｢まぁまぁ､探偵としてのクセが出てしまったんじゃろう｣
｢そんな事より博士､なんか面白いゲームありませんか?｣
｢日記に書くこと何にもなくて!｣
｢作ってくれよ!面白ぇゲーム!!｣
｢急に言われてものぉ...｣
｢なら前にやったので対戦でもしてみる?全員でやると時間かかるけど｣
｢やろやろ!ね?コナンくん｣
｢俺､今日はもう帰るよ｡蘭姉ちゃんにお使い頼まれてたし｣
｢そっか､じゃあコナンくんは明日やろ!｣
｢あぁ｣
_____
___
｢っていっても醤油1つだけどな...えっと確かこの辺に｣
｢お使いかい?｣
｢え?...あかｯ__昴さん!｣
｢2人の時は赤井で構わない｣
｢う,うん..
(今日のこと話してみようかな?でもまだ確信はないし)｣
｢どうした?｣
｢何も無いよ!じゃあ僕そろそろ｣
｢あぁ､気をつけて｣
__毛利探偵事務所__
｢ただいま｣
｢おかえりコナンくん｡ごめんね､お使い頼んじゃって｣
｢ううん....あのさ､今日お昼に女の人が探偵事務所を見てたんだけど｣
｢え?お父さん､今日って依頼なかったよね?｣
｢あぁ｡この名探偵毛利小五郎に会いたくて来たが緊張して入れなかったとか!!｣
｢もしかしたら依頼したかったけど勇気がなくて無理だったとか?｣
｢無視かよ...｣
｢じゃあまた来るかもしれないわね｣
｢また見たら声かけてみるよ｣
｢そうね!｣
すると扉を叩く音が聞こえた
｢あっ!もしかして依頼の人?｣
｢はーい!｣
扉を開けると薄い金髪が目立つ男が立っていた
｢こんにちは!｣
｢安室さん!どうしたんですか?｣
｢差し入れを持ってきました｣
｢ありがとうございます!あっ!安室さんなら見てるかも｣
｢何をです?｣
｢お昼にコナンくんが探偵事務所を見てた人がいたって言ってるんですけど｣
｢安室さんは見てないと思うよ｣
｢どうして?｣
｢だってその人が立ってた所､事務所に繋がる階段の前だったもん｡あそこはポアロの中からじゃ見えないから｣
｢コナンくんの言う通りそんな人見ませんでしたよ｣
｢そうですか｣
｢まっ!勇気が無いなら俺じゃなくても私立探偵のお前もいるから依頼があるならまた来るだろ?｣
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作者名：地炎 美羅 | 作成日時：2020年6月29日 9時
