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焼き芋の集い ページ26

急遽決まった焼き芋会の招集に応じたのはしるこ、かるてっとのほかにはいちはち、じらいちゃん、先生、正一、賢章だった。


賢章「花ちゃん来られなくて残念だったね、収録あるってさ。」


先生と一緒にさつま芋を沢山買ってきてくれた賢章は、コートとマフラーで体をきっちりと覆い縁側に座ってほうじ茶ラテを口に運んでいた。


賢章「これ美味しいね、どこのやつ?」



「あー……。」


しるこ「A印のほうじ茶ラテ、深山荘限定提供となっております!」



正一「えーっ、こんなに美味しいものがここでしか飲めないなんてー!」


正一は一瞬でしるこの茶番にノった。



かるてと「ここで料理人のAさんにインタビューが繋がっています!現場のじらいちゃんさーん!」


濡れた新聞紙を巻きアルミホイルに包まれたさつま芋をマイクに見立て、かるてっとがしるこの茶番を引き継いだ。



じらい「はーい!わたくしは今、A印のほうじ茶ラテの発案、制作をされたAちゃんさんのもとに来ていまーす!……Aちゃんさん、ほうじ茶ラテが深山荘のお客さんに大人気とのことですがいかがですか?生活に変化はありましたか?」


薪をくべるためのトングをマイク代わりにしてじらいちゃんはAにトングを向けた。



「そ、そうですね〜原材料もそう高くないので喜んでいただけて何よりです。しいて言えば最近異様に消費が早いので毎週作ってるくらいですかね〜!」


Aはコメントしながら庭に上の開いた小ぶりなドラム缶を置いた。中に適当に枝やら薪やらを入れてマッチを擦る。




先生「まっ待て火は危ないから俺たちが___!……遅かったか。」


「大丈夫ですよ、ご心配には及びません!」



にこにこと軍手を外し火で暖を取るAに先生が呟いた。




先生「まだ子供なんだから心配ぐらいさせろって……。」


小さな声は炎のパチパチという笑い声にかき消されて誰の耳に届くこともなかった。

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設定タグ:BinTRoLL , 花江夏樹 , リモーネ先生   
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まめこ(プロフ) - そらなぁさん» そらなぁさん、コメントありがとうございます!レス遅くなりすみません!発想を褒めてくださりありがとうございます!予定の調子が良ければ今月中にまた更新できると思いますので今後ともよろしくお願いいたします〜! (2021年3月12日 21時) (レス) id: 3aefbeea6b (このIDを非表示/違反報告)
そらなぁ - コメント失礼します。もう、読んでいてめちゃくちゃ楽しいです!bintrollのシェアハウスなんて私だったら絶対思いつかない設定なので、尊敬しながら読んでいます。体に気をつけながら更新頑張って下さい。 (2021年3月4日 23時) (レス) id: 9b06ee166f (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - ひめかさん» ひめかさん、初コメントありがとうございます!嬉しいです!色々立て込んでいて更新が遅れている状況ですが、ひめかさんからコメントも頂いたのでできる限り近いうちに更新しますね!本当にありがとうございます! (2021年3月1日 20時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - 初めてコメントさせていただきます!キュンキュンしながら楽しませていただいております(^^)これからも楽しみにしてます! (2021年2月25日 15時) (レス) id: 45f6c41ced (このIDを非表示/違反報告)
こひまめこ(プロフ) - 言いそびれました!私もBinTRoLL大好きです!!!笑 この作品にたどり着いてくださり、誠にありがとうございます! (2021年1月29日 15時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめこ | 作成日時:2020年9月6日 14時

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