魔法少女パロを書きたかっただけ2 ページ17
若松side
あ「ダァ!」
Aが地面に叩き付けられた
若「A!」
いくらアイツでもコレは耐えられない
そう思って俺が助けに行こうと思ったのを察したのか
キュウベイが俺を呼び止めた
キュウベイ「大丈夫だよ、彼女は癒しの祈りで魔法少女になったから、あの程度の怪我ならすぐ回復するよ」
あ「やってくれたなァァァァ!」
若「マジだ…」
てか癒しの祈り?祈りで魔法少女になれんのか?
キュウベイ「僕は彼女達の祈りと引き換えに魔法少女にしてるんだよ」
若「へえ、で、アイツはどんな祈りだったんだ?」
そう聞いた瞬間
俺らは元の路地裏に戻った
どうやら使い魔に勝ったらしい
Aの方を見ると
疲れてぐったりとしたアイツがいた
俺は急いで倒れそうなアイツを支えた
若「おい、A、しっかりしろ!」
あ「こ…すけか…無事だったんだな…」
その声は今までに聞いたことがないくらい小さくて情けなかった
キュウベイ「もう濁りがそんなに…」
あ「まあ、仕方ない」
若「おい、大丈夫か!」
あ「ごめん、孝輔…僕、もうこれで君とも別れないと…」
若「いきなりなんだよ、死/ぬわけじゃねえだろ」
俺の声は酷く震えていた
俺はどこかでこいつとの永遠の別れを察していたのかもしれない
あ「僕、もうすぐコレの濁りが溜まって魔女になりそうなんだ、だから、そうなって人に被害が出る前に、僕は自分で消えることにしたよ」
若「消えるなんて…そんな事いうなよ…」
あ「ごめん、最後まで迷惑かけて、わがままで」
そういってアイツは俺の涙を拭いた
あ「みんなによろしく伝えといて…」
若「いくなよ…」
あ「僕は、最後まで君の傍に入れて幸せだよ…」
あいつの声も涙ぐんでいた
若「お前に泣き顔は似合わねえよ…」
あ「…だね、君もだけど…孝輔」
―僕のことを愛してくれて、ありがとう―
《パリーン》
そういい残してあいつは俺の腕の中で息を引き取った
若「うそ、だろ…そんな…嘘だって言ってくれよ…A…」
そんな…
キュウベイ「現実だよ、とてもつらい」
若「わかってる…」
キュウベイ「Aはね、魔法少女になったことを全く後悔してないよ」
若「んでそんなこと言えんだよ…」
キュウベイ「彼女は僕と契約するときに、この願いがかなうならどうなったっていいって言ってたんだよ」
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美月 - カカオ100%のチョコを食べた後の若松さんの反応が気になります。そして今吉先輩現れましたね!義理でもチョコ貰えて良かった。 (2014年2月15日 15時) (携帯から) (レス) id: 411db7f079 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリー少女(プロフ) - 雪霧さん» あら、赤の他人……(´・_・`) (2014年2月9日 2時) (レス) id: 6b3c82ee99 (このIDを非表示/違反報告)
雪霧(プロフ) - メランコリー少女さん» 礼三君は清水ちゃんの世界では幼馴染みでしたが、この世界では赤の他人同然です、平行世界なので存在はしてますが (2014年2月8日 14時) (携帯から) (レス) id: d4307eb077 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリー少女(プロフ) - あぁ、結局は黒影ちゃん……あれっ? なら礼三君は……? え、礼三くーん?(´・_・`) 更新頑張って下さい!( ´ ▽ ` )ノ (2014年2月8日 7時) (レス) id: 6b3c82ee99 (このIDを非表示/違反報告)
雪霧(プロフ) - 美月さん» 食べたと思いますよ、かなり大きいサイズを (2013年12月26日 22時) (レス) id: 5ef1b95403 (このIDを非表示/違反報告)
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