崩壊的コンダクト

夕暮れディペンド ページ26

トンきゅんside


Aのクリスタルが壊され、次の瞬間焦った。
今までとは違い、倒れるような寝方だったからだ。

今ので頭を打ったりはしていないか。



けれど、

俺より先に動いたのは、あのビミィ先生だった。

ビミィ先生は、俺なんかよりもずっと焦っていた。大事な生徒だから、みたいな理由ではないぐらい。


そして、そのまま保健室に連れていくのを俺は皆と同じようについていく形になった。


本当は、あの後ビミィ先生は俺と同じようにここに残ろうとした。
けど、一宮さんの試合がまだあるから、とそれまた皆と同じように説得してどうにか俺一人が残る形となった。


･･････そのビミィ先生のことをAに伝えていたらどうなっていただろうか。


驚く？
困惑する？
喜ぶ？


それとも、それとも･･････




ト「少し、卑怯ですかね･･････？」





考えても答えは見つかるはずもない。



もうすぐ日が暮れるであろう空の下。
俺はまだ試合の熱気が残っているであるだろう皆のところへ向かって歩いていった。

中間試戦の最中に→←お疲れ様。

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