崩壊的コンダクト

少年は過去を語る。 ページ11

主「・・・訂正してください！！」

Aは、すごい勢いで怒っていた。

話の内容からどうやら、自分の部活の仲間を悪く言われたことに怒っているようだった。


ﾓﾌﾞ「・・・あなたに関係なくない？」

怒られている方はそう言い返した。他に、意外と人がいたので、引き下がれない、といった様だった。


＿＿＿＿＿Aがこんな風なのは初めて見た。いつも笑っていて、あまりこうしたことには無縁だと思っていたので少し驚いた。



主「関係ありますっ！まだ声優部に入って日は短いですけど・・・仲間を悪く言わないでください！！ あなたは先輩がいつもどれほど努力しているか、知らないからそんなこと言えるんですっ・・・！」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿

先「Aちゃん、もういいよ。ね？部室に行こっか！」

主「先輩っ！・・・いつからっ！」

その話題の先輩が来て、涙腺が緩くなったようだ。

主「ごめんなさいっ、悔し、くてっ・・・」


先「ほら、涙声じゃ、キャラに声をいれられないよ！ほら、行こう！」


さっきの人は居心地が悪くて帰ってしまったようだ。


主「・・・はい・・・！」



なぜだろうか、いつもと違う面を見たからだろうか。仲間のことで泣いているところを見てしまったからだろうか。


そして、なぜかAが気になるようになった。
Aにとって抱きつくということはあいさつのようなものなんだろうが、俺はドキドキした。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ト「まぁ、そういうわけです。」

イケトンだね。→←演劇部にて。

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