ウェンディ家の居候ちゃん (ページ8)

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やっと見つけた暗証番号をビル氏に奪われてしまった。

彼は高笑いをしながらどこかへ行ってしまった。どんだけうれしいの。かわいいなぁ。

「メモとペンの準備はできてるか？」

ビル氏が暗証番号を読み上げているところ、私たちは追いついた。

下二桁を言おうとしている時にメイベルが邪魔をする。

「あぁっ!!」

暗証番号の記憶は深い穴へ落ちていった。

このせいでギデオンとの契約は無しになり、ビル氏はカンカンに怒った。

「ワタシを怒らせるとどうなるかわかっているのか!?」

「よぅ、怒らせるとすごく怒るんだね。」

あいかわらずスースはのんきなことを言う。

このままじゃ我々ころがされるぞ……!?

……でも怒ったビル氏もかっこいいなぁ。

なんてのんきなことを考えているとみんなが悪夢攻撃をされていく。

ところがどっこい、なぜか私には攻撃が効かなかった。

まあ、ビル氏が目の前に居るときに悪夢なんか見る余裕ないですから。

しかし、うっとりしてビル氏を見つめているとその場の全員に怪訝(けげん)な目で見られた。なぜだ。

すると強くなったディッパーがヒーローのように助けにきてくれた。かっこいい～!!

みんながビル氏をボコボコにしたところで全員が白い空間に移動した。

「君たちは思ったより賢い」

「君たちをずっと見ているぞ」

などとビル氏は迷言を吐いて消えてしまった。

メイベルはドリームボーイズと別れを惜しんでいる。

そしてスタンが目覚めた。