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ウェンディ家に居候してから何日か過ぎ、みんな(スースもいるヨ)と仲良くなってきた頃、事件は起きた。

あのギデオンがミステリーハウスの権利書を盗みに来たのだ。

私はスースとメイベルが遊んでいるのを眺めていた。

すると、どこかから変な声が聞こえてきた。

メイベル逹はその声の方へ行ってしまった。確か、ビル氏が登場するんだっけ。

ビル氏は大好きだけど、考えていることがばれたら色々と不都合だから行かないことにした。

しばらくすると、二人は慌てて戻ってきてスタンが危ないという。

しかし、時すでに遅し。ビル氏は私達の目の前でスタンの頭に入ってしまった。

ディッパーは乗り気ではなかったが、スタンを助けるためみんなで彼の頭の中へ入った。

スタンの頭の中は自分としては好きな空間だった。

……とそこにステキなビル氏が現れた。

「うわーー!!ぼくの体に穴が!!」

ディッパーの体に穴を開けながら……。

「君達の考えていることなんてすぐにわかるぞ」

「あたしの考えていることは誰にもわからないもん!!」

ビル氏が指を鳴らすとドリームボーイズが現れた!!

メイベルは彼らにメロメロだ!!

ビル氏は高笑いをしながら壁を突き破って行ってしまった。

「「どうぞ!女王様!!」」

メイベルはドリームボーイズの腕椅子(?)に座って先に行ってしまった。

「王様どうぞ〜」

「やだよ……」

「お〜うさ〜まど〜うぞ〜〜!!」

「うわあ!!」

スースとディッパーの掛け合いはやっぱり面白い。というか、スースかわいすぎる。天使か。

「ビルより先にみんなで暗証番号を見つけるぞ!!」

ノリノリなメイベルとは対照的にディッパーはやっぱり乗り気じゃない。まあ、そうだよね。

「大丈夫?」

「まあね……」

全然大丈夫じゃない。

ドリームボーイズは扉を開け閉めして遊んでいる。

うおぉ、早くビル氏に会いたいぜ……。

途中でディッパーがはぐれた。きっと自分に関する記憶を見ているのだろう。強くなれよ。

……









しばらくして落ち込んだ様子のディッパーが戻ってきた。やっぱりいじけてる。

「……べつに助けなくてもいいんじゃない……?」

「いいもん、あたしたちで探すから!!」

またな、ディッパー……強くなれよ……。

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作者名:S・カルゴ藤の助 | 作成日時:2019年3月11日 15時

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