十四番隊の愛され隊長

隊長四十一 ページ44

藍染side
藍染「…………これは？」

首に黒い首輪の様な物を付けられた。

見た目は霊圧を制御する装置の様に見えるが。

萩「半分正解、これは君の霊圧を制御する物であり、君が謀反を企てればすぐに首が飛ぶように作ったものさ」

近くに腰掛けていた萩がニコニコ笑っていた。

藍染「なるほど………相当彼女は私を“手放したくない(隣に立たせたい)”んだね」

萩「まぁそれもあるだろうけど、一番は悠雷君の事さ。彼今少し情緒が不安定だからその代わり兼副官って事らしいよ」

副官…？

萩「A様はどうしても君を此処に置きたいんだよ」

愛されてるんだね、そう笑って萩は部屋を出ていった。

？？「飼い犬みてぇだな」

藍染「ノイトラ」

ノイトラ「んなもん付けられんのかよ。さすが藍染様、よく似合ってんよ」

珍しくもないがイライラしているノイトラを横目で見ながらふと気になった事を質問した。

藍染「彼女はどうしたんだい？よく彼女の後ろをくっ付いて歩いていたのに」

ノイトラ「あぁ？…………居ねぇんだよ、何処にも」

だからイライラしていたのか。

藍染「随分と彼女の事を想っている様だね。“メスがオスの上に立っているのがムカつく”なんて言っていた君が…ねぇ」

ノイトラ「………………彼奴は別だ」

随分と丸くなったものだな。

ネリエルの時は十刃から追放したが彼女は別か。

藍染「随分と優しい性格になったものだ」

ノイトラ「彼奴は………」

藍染「彼女はこの世界の善であり悪でもある」

















藍染「どうすれば生きてくれるんだ………」

A、本名 ーー ーー。

この世界の母であり、罰せられたただ一人のー。

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