隊長二十 ページ24
NOside
『私は帰るわ。じゃあね、みんな』
？？「今度こっち来たら殺すかんな！A」
眼帯をつけたツインテールの女がそう言う。
『はいはい』
？？「かっけぇ王子様じゃねぇか。白馬には乗ってねぇけどな」
褐色肌の男は笑いながら言う。
ノイトラ「此奴ら誰だ？」
『私の元同期』
着物の袖を口元に当ててAな笑うのをノイトラは驚いた様な顔をして見ていた。
ノイトラ「お前そんな風に笑うのか」
Aが心から笑った顔を見た事がないノイトラは優しく笑った。
ノイトラ「ほら帰んぞ。オウジ様はこんなつまんねぇ場所飽きた」
隣にいたAを軽々と片手で持ち上げながらノイトラは言う。
『ちょ、ちょっとノイトラ！』
？？「さっさと連れて行け。儂らの前に二度と立つなよ？」
“頑張って前を向け”
？？「早く行かねぇとその頭握りつぶすぞ」
“お前なら大丈夫だ”
？？「もしまた逢えたら、会いに来てくださいね！」
“私達がついていますから”
“どうか貴女は笑顔を絶やさないで”
『………また会いに来るよ。祝いの花でも持ってね』
Aとノイトラは元の世界へ戻った。
ノイトラ「お前、昔は口悪かったんだな」
『あの面々に囲まれたらね。口も悪くなるわよ』
Aの背中越しにノイトラが喋りかける。
『でも好きだったわ。居心地が良くて、ついついやらかしちゃったりしてね』
クスクスと笑うAの首元にノイトラが顔を埋める。
ノイトラ「………悪かったなァ、白馬のオウジ様じゃなくて。テスラの方がオウジ様っぽいか？」
『いいえ？だってノイトラは傍に居てくれるけどテスラは貴方の傍にいるじゃない』
ノイトラは黙ってAの話を聞いている。
『何時でも傍に居てくれる人が好き。大きな手で頭を撫でてくれる人が好き。普段は意地っ張りだけどたまに見せる照れ顔とか焦り顔が好き。安心出来る大きな背中が…大好き』
ノイトラは何も言わずにAの体に自分の長い手を巻き付ける。
『そんな人が好き。その中に貴方もちゃんといるわ。ノイトラ』
ノイトラの頭を優しく撫でる。
今度は怒られないという事を確認してA達はまた眠りにつく。
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アイ(プロフ) - すごく面白いです！！！更新待ってます♡ (2022年12月27日 17時) (
レス) @page47 id: 452b64bb9f (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ななりさん» 作者の誤字でした。誠に申し訳ありません。 (2022年11月30日 0時) (レス) id: cb9fe4e5d7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！質問？なのですが、ノイトラの従属官はテスラだと思います！ステラは誤字でしょうか？ (2022年11月30日 0時) (レス) @page10 id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリス | 作成日時：2022年11月14日 12時
