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ともに ページ21

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北山と付き合ってから、何ヶ月か経った頃


北山から突然、

「藤ヶ谷と一緒になりたい」

「??一緒になる?ってどうやって?」

「パートナーシップ制度ってやつがあるんだ」
「いわゆる"結婚に相当する関係"っていう証明がもらえるんだ」

「そんなのがあるの?」

「なにかあったとき、藤ヶ谷のそばにいたいんだ」

「でも、それって俺とずっといるってことじゃ..」

「当たり前だろ、藤ヶ谷以外じゃだめなんだよ」



それから北山の強い説得もあり、

パートナーシップ制度を活用しようとなった


「お互いの親にも、念の為挨拶したほうがいいよね」

「そうだな」



北山の親に挨拶、緊張する


学生時代は、あまり北山の家に行ったこともないし

行っても親がいることはなかった


「俺んとこは母ちゃんだけだから、いつでも行けるから」

「わかった、じゃあ日程調整してみるね」


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それからも毎日忙しく過ごしている


「タマ、この資料10部刷っといてくれる?」

「はーい、やっとくね!」

「助かる〜」

「最近、ガヤ忙しすぎじゃない?休めてる?」

「んー..北山にも会えてないし、休めてないかも」

「そっかあ、無理しないでね」

「ありがとう」


あれから、タマは恋人ができたらしい

釣り仲間の友達の友達?らしく

超がつくほどのアニメオタクなんだとか


優しくてなんでも言うこと聞いてくれるって

惚気けてたな


「あー北山に会いたい」


正直忙しすぎて、家にもろくに帰れてない


一緒に住めればいいのに


...

そうだよ、同棲すればいいんだ


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prrrr...

『もしもし?』

「きたやま!」

『おう、なんだなんだ笑』

「同棲しよう!」

『え?急にどうし、』
「同棲しようって!言ってるの!」

『わかった、わかった』
『でも、いいのか?ほんとに』

「なんで?」

『いや、なんとなく、嫌がるかなって...』

「嫌じゃない、むしろ北山と一緒にいたいのに会えなくてつらい」

『ほんと、お前ってやつは..かわいいなぁ』

「だって、1ヶ月くらい会えてない」

『忙しいんだから仕方ないだろ』

「...だから一緒に住みたい」

『わかった、..いい物件探せるだろ?課長さん』

「っ!探す!」

『そうと決まったら、俺も諸々の手続き調べるよ』



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作者名:ぴょんすけ | 作成日時:2023年7月29日 1時

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