Feather (ページ3)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:58,162 hit

メガネ-JK ページ3

‘

JK「ねぇA」

　「ん？なに？」

JK「俺があげた男よけメガネは？」

　「まだそうやって呼んでるの？笑笑」

JK「なんで今日は付けないの？」

　「んー、なんとなく？」

JK「イケメンが多いからって…呆」

　「え、違うよ」

JK「じゃぁ、付けろよ」

　「もー、分かったよ付ければいいんでしょー」

エプロンのポケットから出てくる黒いだてメガネ

JK「うん、それの方がしっくりくる」

　「ありがとう？」

JK「別に褒めてはない」

　「うわ、最低」

JK「笑笑」

2人で空っぽの皿やらコップを洗っていく

俺らの仲はこれでいい
付き合ってた時もこんなだったな

JN「Aちゃーん、なんかお客さんが呼んでるよ」

　「私ですか？」

JN「うん」

キッチンから出ていくA

まぁ、どうせ連絡先聞かれんだろ？
だから、男よけメガネ…って言ってもヒョン達はメガネつけてないAを
見ちゃってるから意味ないんだろうけど

付き合ってなくても独占力だけはそのまんま

JN「あ、グクくん」

JK「はい？」

JN「さっきのお客さんグクくんのお友達でしょ？」

JK「あぁ、はい」

JN「向こうもこっちも落ち着いてきてるから話に行ってきていいよー」

JK「あ、じゃぁお言葉に甘えて」

JN「行ってらっしゃい！」

キッチンを出てヒョン達のとこに向かえば
携帯を持ったテヒョ二ヒョン、その前に固まったA

JK「何してるんですか、ヒョン」

TH「連絡先を聞いてるんだけどなかなか教えてくれなくてー」

JK「しつこい男は嫌われますよ」

TH「えー！それはやだ！」

JK「A？大丈夫？」

TH「大丈夫って！笑」

JK「A？」

ぼーっと一点を火照ったほっぺで見つめていた

視線の先をみれば今日の主役ホソクさんの隣の男の人

　「綺麗…」

ぼそっと言った言葉を俺は聞き逃さなかった

心臓をグッと掴まれて悪い気がしたんだ

JK「A？」

　「わっ！な、なに？」

JK「さっきから呼んでたんだけど」

　「あ、ごめんどうしたの？」

JK「いや、大丈夫って」

　「ん？なにが？」

JK「あー、なんでもないや」

　「え、なに？」

JK「気をつけてよ」

　「何に？」
　
JK「別に」

キョトンとしてるAは俺の気持ちなんて知りもしないんだろ？

.