Feather (ページ12)

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帰り道ページ12

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JK「Aってさ、あんな風に笑うんだね」

　「え？」

暗くなってきた帰り道を並んで歩いている時
急に口を開いたグク

JK「まだ、Aとは1年ぐらいしか一緒にいないけどあんな笑顔はじめて見た」

　「そ、そう？」

JK「普段もよく笑うやつだけど、今日はすごい楽しそうだったよ」

　「楽しかったからね笑」

JK「そっか笑誘ってよかったー」

　「ありがとうね」

JK「おう」

家に帰ると珍しく姉が帰ってきていた

　「あれー？りこちゃーん何してんのー？」

RC「みればわかるでしょ、料理だよ料理」

　「料理か、なるほどねぇ」

RC「なんなの本当に笑今日どうだったの？」

　「凄く楽しかったよ！」

RC「それはよかったじゃん！」

　「うん！」

RC「もう少しかかるからお風呂入りな」

　「はーいはーい」

湯船にゆっくり浸かりながら鼻歌なんて歌ってみる

ふと、小さい時の夢を思い出した

「歌手」

　「いつから…こんなんになっちゃったんだろ…笑」

でも、実際今の自分が1番好きだったりもする
大好きな姉の家でばかやって
今は小さい時の姉妹の関係よりも何倍もいい

自分でお金だって稼いでるし
昔の自分がすごい恥ずかしいくらい
グクにも会えて、ジンさんもナムジュンさんもジミンさんもテヒョンさんもホソクさんも

ユンギさんにもね。

割と充実してるじゃん

幸せじゃん

でも、つまんないって思っちゃうのは
自分が自分でいられる空間が少ないから？

また、夢作ろうかな
もう1回だけ目指せるものを探そうかな

RC「もう出ておいで！ご飯出来たよー！」

　「……あ！うん！すぐでるよ！」

RC「もーいつまで入ってるんだか。長すぎ」

　「ごめんって笑着替えて来るよ」

RC「早くしてよね！5分以内に来ないと先に食べちゃうからね！」

　「はいはい笑」

パジャマに着替えてほんのちょっとだけ、っと布団の上に寝っ転がる

お風呂であんなこと言っといて
なんだよって感じだけど
もう20代だし、ちゃんとした夢じゃないとな…
ってそれもやだな
だったら、無謀な夢に踏み込んで失敗したほうが
後からスッキリしそうだな

うん、決めたよ。うち、がんばって音楽関係の仕事するよ。

RC「おい！いつまでこの私を待たせｔ…」

RC「なんだ…、寝てるのか…」

RC「頑張りなさい。A どんな時でもそばにいてあげるから」

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