検索窓
今日:12 hit、昨日:5 hit、合計:25,140 hit

第36話:風間じぃ ページ37

此処に戻ってきてから幾日か過ぎた。

薫)結構暖かくなってきたね。

A)そうだね。…これなら桜も咲いてるかもね。

だいぶ早い桜が…

A)今日行こうか。お花見。

薫)うん、行こう。

私達は二人で手際よく食べるものを作り、まとめるものはまとめて家を出た。
母さんの横にはお団子と、おにぎりを置いた…

A)…うん、思った通り綺麗に咲いてる。

薫)やっぱり此処が一番だね。

何回見ても飽きない程に綺麗だ。
大きくて凛々しい桜の木…




まるで、初めて見たあの人たちのようだ…



A)あっ…

薫)姉さん?どうかした?

A)あっ、いや…何でもないよ…

何で思い出した…
駄目だ。私にとってあの場所はどうでもいい場所で…
どちらかというと『敵』なのだから…

A)薫、お腹すいたね。作ったご飯たべよう?

薫)うん。

??)それは是非とも私も邪魔をしたいね。

A)えっ…

薫)…お前は…

??)久しぶりだな。

A)風間じぃ…どうして此処に…?

風間祖父)もうそろそろ此処に来る頃かと思ってね。少し話もしたかったしな。

A)わざわざ此処まで?

風祖)ちょっとね。とは言っても大したことではないんだ。

薫)…姉さん、こいつと仲いいの?

A)昔お世話になったんだ。薫が来てからもだいぶお世話になったけど。

風祖)薫くんか。大きくなったもんだ。

薫)……

A)…それで、何の用ですか?

風祖)これと言った用事はないんだけどね。

A)……

風祖)…昔のことを覚えているかい?君が小さかった時の事だ。

A)…覚えてる…

あぁ、覚えているよ。
忘れたいことも鮮明と覚えている。


無力な自分を見せつけられたから…

第37話:教えてあげる→←第35話:静かな時間



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

斎藤ようこちゃん(プロフ) - ご無沙汰です。悲しいですね。続き気になります。 (2015年4月9日 3時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 悲しい過去ですね。幸せになって欲しいです。 (2015年1月26日 2時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» むちゃくちゃ元気ですよ笑 そちらも元気そうで良かったです( ´ ω ` ) (2015年1月25日 22時) (レス) id: 44f0ddf406 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 元気そうで良かったです。 (2015年1月25日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ビビ | 作者ホームページ:http://nekomoti  
作成日時:2014年5月22日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。