新しい7人のヒョン【2】

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急いでスタジオに向かうと、丁度ステージが始まったところだった。


口笛とポップなリズムに乗ってジョングギヒョンを中心にヒョン達が動き始める。



TH
｢첫눈에 널 알아보게 됐어(一目で君を見抜いたんだ)

서롤 불러왔던 것처럼(互いが呼び寄せたかのように)｣



テヒョンイヒョンの低くてセクシーな声が響く。

女性スタッフだけでなく、男性のスタッフも目を奪われているのがわかる。



(ちょっと伏せ目なのがカッコよすぎる……)




TH
｢내 혈관 속 DNA가 말해줘(僕の血管の中 DNAが教えてくれた)

내가 찾아 헤매던 너라는 걸(僕が探し回っていたのは君だって)｣




そのまま軽快なホソギヒョンのラップ、スタイリッシュならナムジュニヒョンのラップに入り、Bメロからサビになる。


気付けば俺の身体もノっていて、周りに気づかれないように小さくだけど踊ってしまう。



MG｢Aは本当にこの曲が好きだなぁ笑｣


『めっちゃ好きです。というか、この曲を歌ってるヒョン達がかっこよすぎて』


MG｢それは俺も思う｣


『わかってるじゃないですか』



MGヒョンと話しながらふと時計を見ると、そろそろ俺は本番の準備をしないといけない時間になっていた。

今日の収録で俺はトップバッター、そしてヒョン達がトリになっている。



(緊張するなあぁぁあぁぁぁああ)



俺はジェットコースターに乗ってる時のようにフワフワしているお腹を擦りながら控え室へと戻る。

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