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薮は右手に2つのシャンパングラスと細長い紙袋、左手にはちいさなケーキ…?の箱を持っていた。


「なかなか届かなくってさ。ギリギリ間に合った。」


「やぶ…」


「とりあえずこれ置かせて?」


両手を少しあげた。グラスと紙袋の方を受け取り、ベッドサイドのテーブルに置く。

薮はそのとなりにケーキ箱を置いた。


そして、俺の方を向いて、両手を大きく広げた。


その瞬間、薮の後ろにあるベッドに備え付けてあるデジタル時計が0時になった。


俺はためらう事なく

目の前のその胸に吸い込まれた。


細いけど、鍛えられてがっしりした薮の胸に身を委ね、ぎゅっと背中に腕を回す。


薮も、ぎゅっと抱きしめてくれる。

すうっと息を吸ったら、大好きな薮の香り。


顔を上げたら、薮が俺を見つめてた。
顎をすくわれる。



やぶ…やぶ…


嬉しさがこみあげてくる。


目を閉じると、ふにっと柔らかいくちびるの感触。


少し唇を開けたら、すかさず薮の舌が入ってきたので、そのまま絡め合う。


「…ん…ぅ……んん…っ」

「ん…っ」


嬉しくて嬉しくて、抱きしめてる腕を強くする。



俺──これが欲しかったの────




日付が変わって、誕生日になった瞬間に


大好きな薮からのキス───


これまでは、日付が変わるときに一緒にいることができなかったから


今年は同じ仕事だから…もしかしたら叶うかもって

来てくれないかなって


ずっと思ってた。



夢が叶っちゃった。


こんな幸せでいいのかな…




もっとキスしてたかったけど、どちらからともなく唇を離した。


「ふふ、くちびる真っ赤」

「薮も赤いじゃん」


前髪を少し避けて、おでこにちゅっ、とキスしてくれた。くすぐったい。



「シャンパン飲もう」


薮が紙袋からシャンパンを出し、グラスに注いでくれて


小さなケーキ箱から、イチゴがいっぱい乗った直径15センチくらいの可愛いホールケーキを取り出した。

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ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 萌えましたか!嬉しいです♪ 青さんは恥ずかしがり屋さんなのでその場で言えないかな〜と、ラストああいう風にしました(^^) (2019年11月1日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ラストに萌え!wぜひともその場所で言ってあげてください!言えるかわかんないけどww←コメ欄で何言っちゃってるかな;失礼しました; (2019年11月1日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» レスで送るの忘れました!改めて失礼しますw 何食わぬ顔して青さんにベタ惚れな帝王様♪ にやけて頂けて嬉しいです! 水色さんに寄っちゃうのすごく解りますよww (2019年9月27日 22時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 帝王さまベタぼれですね♪この後を想像してにやけてしまいましたwww可愛いさが増してく伸び始めも好きです(///∇///)(あっ、水色さん寄りに汗) (2019年9月27日 21時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» お返事遅くなりました!ありがとうございます!黄緑さんの銀髪一瞬でしたね…でもホント素敵でした(> <)冬くんと並んだら私きっと倒れます笑 (2019年7月15日 23時) (レス) id: 43f497f4b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作成日時:2019年6月15日 21時

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