＊ ページ28
A side
なーくんが家に来てくれて顔を見た瞬間、
どばっと何かがあふれだして
思わずなーくんの胸に飛び込んだ。
私を労る腕は本当に優しくて
もう気持ちのブレーキが効かない。
涙が溢れて止まらない。
A「ごめっなさ……っ」
口から言葉が出せない中、
精一杯の謝罪をなーくんに伝える。
私の気持ちを落ち着かせるなーくんの掌。
大好きな頭なでなで。
私は、こんなにも優しい人に
迷惑をかけてしまった。
気がつくと私の体はソファに委ねられていた。
ななもり「…A」
A「……」
ななもり「……辛かったね」
優しい眼差しを感じて
私はまた視界が悪くなる。
A「…本当に…ごめんなさい…っ」
ななもり「何が？」
A「迷惑…かけて……っ」
なーくんはぽかんと私を見つめている。
あれ…？
ななもり「迷惑…？」
A「え、今回の…騒ぎ…」
涙がひゅっと収まる。
ななもり「何も迷惑なんかじゃないよ…？」
A「……」
…この人、どこまでも優しいんだな。
だから、もうこれ以上負担をかけたくない。
A「…私、すとぷりやめようと思うんです」
ななもり「………え？」
なーくんは血の気を失ったように
顔を真っ青にしていく。
ななもり「なん…で？」
A「これ以上なーくんに……みんなに迷惑かけたくなくて」
泣きそうになるのをこらえて
思いを伝える。
ななもり「な、何言ってんの…？俺ら…A居ないと……無理だよ…？」
大丈夫だよ、みんななら。
私なんかいなくても大丈夫。
…そう思ってるはずなのに、
口が全く開けない。
思ってることが口に出せない。
A「……っ、」
ななもり「お願い、考え直して…」
手を握られる。
こんな必死になーくんにお願いされるのなんて、
人生に一度あるものだろうか。
A「……」
私はてっきりなーくんに脱退しなさい、と
言われるものだと思っていたから
予想と全く違う対応に
気持ちが揺らいでしまう。
ななもり「…ホントにやめたいとおもってるなら…」
A「……」
ななもり「なんでそんなに辛そうな顔するの…っ」
なーくんの瞳から涙がひと粒
A「……っやだあ…！！」
だめだ。我慢できない。
A「私やめたくない……っ！！」
なーくんの顔が、安心に歪む。
ななもり「Aは俺らにとって必用不可欠なんだよ！！」
A「……っ」
ななもり「俺らのこと…考えろよ！！」
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かりん(プロフ) - ゆにさん» こんにちは !! ４周目 ?! うわあああ愛されてますね嬉しいです とってもとってもありがとうございます ( ; ; ) (2020年5月27日 11時) (
レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - どうもこんにちは(^^)この作品4周目中のゆにです(^^)すとぷり関連で1番好きかもです(°▽°) (2020年5月27日 0時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 切羽 糜愛さん» ですよねー笑 (2018年12月4日 17時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
切羽 糜愛(プロフ) - 確かになーくんが言ったら怖そうw (2018年12月3日 6時) (レス) id: ba75b5c5fe (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - るーぺさん» わああ！ありがとうございます！がんばりましょうっ！ (2018年11月30日 13時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりん | 作成日時：2018年11月4日 23時
