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ななもり side

朝起きていつものようにTwitterを開くと、
TLが荒れていた。

内容は『Aのキスマーク』。

ななもり「……」

やっぱりあれ、キスマークだったか。

あの時絆創膏を見て
なんとなく予想はしていたけど…

実際に写真を見てみるとかなり辛い。

誰に…つけられたんだろ……

俺の家泊まったときはなかったから
るぅとくんかジェルくんか莉犬くん…

いや、考えたくない。やめよう。

何件かAについてのDMも来ていて、
俺はどうすべきか考えた。

とりあえず…発端を確認することに。

原因のツイートを見つけて、リプを見てみる。

……ひどい。

たくさんのひどい言葉が投げられている。

その中には、Aの存在すらも否定するものがあった。

それが許せなくて、
俺は自分の中で沸々と怒りが湧きだってきたことを自覚した。

Aがミスをしたことが許せないわけじゃない。

アンチコメントが許せないわけでもない。

……確実にAが傷付く前に
止めなかった俺が許せない。

きっとAはもうすでに傷跡をつけられている。

ななもり「……」

一刻もはやく騒ぎを収めないと。

Aの傷を癒やしてあげないと。

その思いが俺を急かす。

勢いでAに電話をかける。

聞こえたのは『もしもし』という情けない声。

…俺が守ってあげなきゃいけない声。

ななもり「大丈夫?」

電話の向こうで息をつまらせた気配がする。

Aの家に向かうことを告げると、
長く息を吐いたA。

A『了解です』

そして、頼りない声を必死に正した返事。

もうこれ以上ダメージを与えてはならない。

そう確信した俺はそのまま家を飛び出した。


たどり着いたAの家。

ゆっくりインターフォンを鳴らす。

A『…はい』
ななもり「俺。開けて」
A『はい』

ノイズにまぎれて鼻を啜る音が聞こえる。

扉が開いてAが姿を現した瞬間、
俺はもう何も考えられなくなって

思わずAを腕の中に閉じ込めた。

ひびの入っているガラスを優しく包むように。

そのまま鍵をしめて
しばらく抱きしめる。

A「…うっ、…なーくん……っぐす…っ」

静かに嗚咽をもらしたA。

A「わたし…っ…ごめっなさ……っ」
ななもり「……」

俺は頭をなでながら
Aが泣き止むのを待つ。

俺の背中に回る手は
小刻みに震えていて、

俺は悔しくて悔しくて

気が狂いそうになった。

*→←*



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かりん(プロフ) - ゆにさん» こんにちは !! 4周目 ?! うわあああ愛されてますね嬉しいです とってもとってもありがとうございます ( ; ; ) (2020年5月27日 11時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに - どうもこんにちは(^^)この作品4周目中のゆにです(^^)すとぷり関連で1番好きかもです(°▽°) (2020年5月27日 0時) (レス) id: 68d7e1f8f1 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 切羽 糜愛さん» ですよねー笑 (2018年12月4日 17時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)
切羽 糜愛(プロフ) - 確かになーくんが言ったら怖そうw (2018年12月3日 6時) (レス) id: ba75b5c5fe (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - るーぺさん» わああ!ありがとうございます!がんばりましょうっ! (2018年11月30日 13時) (レス) id: 24f3758629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かりん | 作成日時:2018年11月4日 23時

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