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『ねぇ、土方くん。付けられていないかい?』
土方「あぁ、確かにな。おい、そこの路地裏、入るぞ。」
『了解。トシ♡』
土方「···気色悪ィ。」
心底嫌そうに顔をしかめる土方だがその手はしっかりとAの手を握っている。「言葉と行動が一致していないよ。」と言えば頬をほんのり赤く染め目を逸らし「うるせぇ。」と呟く。
土方が手を離すので本気で怒らせたかな、と内心不安になるAだったが直ぐにその手はAの肩に回り、自分の方に引き寄せる。驚き彼を見上げれば、そこには依然として頬を赤くする土方で。
苦笑するAはそのまま土方に寄り添い、路地裏に足を進めた。
『おや、近づいてくるねぇ。』
土方「お、···あぁ。」
『案外土方くんって純情なんだね。』
土方「······好きに言っとけ、クソ女。」
薄暗い路地裏に入った2人に近づく足音。そうして何者かの影がこちらに向かって来た瞬間。
土方がその影に刀を突きつける。
だがそこに居たのは見知らぬ男では無く。
嫌というほど毎日顔を合わす沖田と銀時であった。
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もじゃ(笑)(プロフ) - 主人公の口調が文○トの太宰さんと似ててサイコーでした(笑)久々にいい小説見つけた気がします。 (2017年11月2日 23時) (レス) id: 0769c034ec (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 夜桜羽音さん» コメントありがとうございますー!面白いといってもらえて幸せです・・・頑張ります! (2017年1月25日 22時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜羽音(プロフ) - 面白かったです!私もなかなかのSなので…(沖田君よりはSじゃない!)更新待ってまーす (2017年1月21日 22時) (レス) id: 8da26b4a15 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 沖田凛和さん» ご意見ありがとうございます。いつ全巻揃えられるか分かりませんが、新刊で集めてみようと思います!(笑) (2016年10月24日 6時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
沖田凛和 - 新刊がいいと思いますよ (2016年10月24日 0時) (レス) id: 7a604612c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作成日時:2016年9月30日 22時