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土方side
『さぁて、今日はどんなのかなぁ。』
寒さ厳しくなってきた今日この頃。流石に胸元がはだけるという格好ではなくなったAはこうして微笑みながら手紙を開いてる辺り、何処にでも居る、綺麗な女なのだろう。
しかしこの状況は笑えない。
土方は厳しい目でAが目を通す紙を睨む。
ふとAの動きが止まり、「何処で手に入れたんだろうねぇ。こんなの。」と愉快そうに笑う。
Aに近寄り自分より頭一つ分程背の低い彼女の手元を覗き見れば。
土方「ぶふぉ!!!」
『汚いよ。土方くん。』
Aの手元にあったの数十枚の写真。その中で一際目立ったのは、上半身下着のまさに着替え中であるAの写真であった。
そう、ストーカーである。
犯人を見つけ出そうと必死に探す真選組だったが一向に犯人は特定できず。何よりストーカーされているA自身はこの状況を楽しんでいる。
『私なんかを好きになるような悪趣味な男がいたとはねぇ。一目会ってみたいよ。』
そんな事を吐かす有様だ。
写真と共に入っている手紙には今日も吐き気がする程の恋文が書かれてある。
沖田「Aさん。今日は俺と始末書書きますぜィ。」
『またかい?沖田くん、いい加減手が痛いんだけどねぇ。土方くん、私外に行きたいよ。暇だよ。死にそうだよ。団子食べたいよ。』
土方「だぁーてろ。テメェ、自分の立場分かってんのか?」
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もじゃ(笑)(プロフ) - 主人公の口調が文○トの太宰さんと似ててサイコーでした(笑)久々にいい小説見つけた気がします。 (2017年11月2日 23時) (レス) id: 0769c034ec (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 夜桜羽音さん» コメントありがとうございますー!面白いといってもらえて幸せです・・・頑張ります! (2017年1月25日 22時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜羽音(プロフ) - 面白かったです!私もなかなかのSなので…(沖田君よりはSじゃない!)更新待ってまーす (2017年1月21日 22時) (レス) id: 8da26b4a15 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 沖田凛和さん» ご意見ありがとうございます。いつ全巻揃えられるか分かりませんが、新刊で集めてみようと思います!(笑) (2016年10月24日 6時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
沖田凛和 - 新刊がいいと思いますよ (2016年10月24日 0時) (レス) id: 7a604612c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作成日時:2016年9月30日 22時