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『美味しかったぁ、今日はありがとう、銀時。』
銀時「いや、どうってことねぇよ。」
『またまた〜、そんなかっこつけなくていいんだよ?嬉しいんだろ?嬉しいんだろ?白状しちゃいなよ〜。頬の筋肉緩みまくってんだろ?』
銀時「その口塞ぐぞテメェ。」
「冗談だよ」そう言ってクスクスと笑うA。カフェでのあの赤面とは打って変わって無邪気な少女のような表情。
あの顔を沖田がさせたと思うとイライラする。銀時自身、彼女の赤面を見たことがないというわけではないのだが。それでも沖田への嫉妬心が止まらずにいる。
銀時(チッ······らしくねぇ。18のサドガキに何嫉妬してんだか···。)
そんなこんなで異常にテンションが高いAに天パを馬鹿にされたり、死んだ目をどうにかしろと理不尽に怒られたりしながら歩くこと十数分。
真選組屯所が徐々に見えてきて、少し寂しく思う。
『うわぁ、着いちゃったよ。もうちょっと銀時と遊びたかったよ。』
そんな事を急に言われ言葉に詰まり顔を背ける。先程までの嫉妬が何処へやら。一気にAへの愛しさが湧いてくる。
銀時「うわー、やべぇ。抱きしめてぇ······」ボソ
沖田「誰をですかィ?」
Aに聞こえないよう、小さな声で漏らした声は何処から、いつから居たのか分からない、爽やかかつドス黒い笑みを浮かべた沖田に聞かれ。悲鳴を上げ後ろに下がれば土方にぶつかり。
土方「テメェ、よくもAを振り回してくれたなァ?」
銀時「いやいや多串君、コイツが万事屋に遊びに来ただけだよ!?ちょ、刀しまって!!何もしてねぇって!!過保護すぎだろ!!!」
土方「うるせぇよ!!コイツは今絶賛ストーカーされ中なんだよ!!!何かあったらどーすんだ!!!」
『私は愛されているねぇ。』
土方/沖田「「お前/あんたは黙ってろ/てくだせェ。」」
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もじゃ(笑)(プロフ) - 主人公の口調が文○トの太宰さんと似ててサイコーでした(笑)久々にいい小説見つけた気がします。 (2017年11月2日 23時) (レス) id: 0769c034ec (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 夜桜羽音さん» コメントありがとうございますー!面白いといってもらえて幸せです・・・頑張ります! (2017年1月25日 22時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜羽音(プロフ) - 面白かったです!私もなかなかのSなので…(沖田君よりはSじゃない!)更新待ってまーす (2017年1月21日 22時) (レス) id: 8da26b4a15 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 沖田凛和さん» ご意見ありがとうございます。いつ全巻揃えられるか分かりませんが、新刊で集めてみようと思います!(笑) (2016年10月24日 6時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
沖田凛和 - 新刊がいいと思いますよ (2016年10月24日 0時) (レス) id: 7a604612c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作成日時:2016年9月30日 22時