お騒がせカップルの模範【沖田総悟】

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沖田｢ーーーはぁ、役に立たねェなにゃんこ。自分で探すしかねェのか･･･。｣


(ていうか、目の前に居るんだけどね。)


｢面倒臭い｣だの｢あのクソアマ｣だのと悪態を吐きながらも足を進める総悟。｢テメェもさっさと飼い主ん所戻れ｣と手をヒラヒラと振る。


ーーー飼い主の所って言ってもなぁ、そんなの居ないし。何だか危なっかしいし、総悟くん。

どこか元気ない総悟はフラフラと歩くから。どんだけ私に会いたいのとか、どんだけ私の事心配してるんだろうとか。レアだし、ちょっと面白いし。


(ついていってあげようかな。)


総悟の背中を見上げてその後ろをついて歩く。にゃーと一声上げれば、総悟は私に気づいたようで後ろを振り返って足を止めた。


沖田｢何だお前、ついてくんのか？何も面白ェ事ねェぞ？｣


『にゃ』


沖田｢足引っ張ったら容赦しねーぞ。｣


(あれ、っていうか･･･総悟、今猫と話してるんだよね？え、何それ萌えるかわいい。)


あぁ、できる事ならこれを傍観してニヤニヤしたかった。でも私は当事者なのだから全然気づかなかった。え、これよく考えたらすんごい可愛いんじゃないの？


猫に話しかけてる総悟でしょ？この18年間で多分1番可愛いシーンだよ。いや、5歳の時トカゲにビビってた総悟の方が可愛いけどこれも余程じゃない？土方さぁん、写真プリーズ！これ写真スポット!!


沖田｢んじゃ、まずはAの居そうな豚小屋と犬小屋見て歩くか。｣

(コロス。)



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