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前回までのあらすじ。
とある蒸し暑い朝の事。Aがいつものように目を覚ますとその隣にはミニサイズの沖田がいた!どうやら天人の仕業らしいが彼に心当たりはないと言う。
果たして沖田は元に戻る事ができるのか?!
沖田「········ぜってー無理だ。」
小さいサイズになってしまった沖田は汗を拭いながらそんな弱音を吐いた。
常に能天気で、こんな危機的状況となっても恋人との夜の営みについてしか考えていないような男である。そんな彼が何故こんなに弱気になってしまってるのかというのも。
ーーーー時は10分前に遡る。
『金平糖美味しかったね。·····あ、総悟は硬すぎて食べれなかったんだっけ?ぷぷ!』
沖田「チッ、まさか顎の力まで弱くなってるなんてなァ。」
立ち寄った甘味処でAが買ってきてくれた金平糖。しかしミニサイズの沖田にはそれはあまりにも硬すぎて食べられなかったのである。
全くもって、何を挙げてもこの体になってからろくな事がない。沖田の苛立ちは募るばかりである。そんな時、自然と甘い物が食べたくなるのだが、それすらも食べられない。砂糖しか舐められない。
沖田「あー、···イライラする。」
『まぁまぁそう苛立たないの。体が戻ったらまた行こ?』
沖田「·····おう。」
『ちょっと遠出してみてもいいよね。最近有給溜め込んでたから。』
沖田「そーだねィ。」
嬉嬉としてそんな事を喋り始めるA。そんな彼女の姿を髪の隙間から眺めていれば自然と苛立ちは薄らいでいった。
ーーー沖田にとってAは、あながち糖分···精神安定剤とても言うべきなのだろうか。
内心ホクホクとした感覚のままかぶき町の空気を吸い込めば。
『ーーー···あっ、』
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アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ですよねぇぇぇ!!ヒヨコと沖田っていうベストマッチで鼻血なのにそんな事されたら・・・! 取り乱しました、すみません笑 (2017年7月25日 17時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - ふおぉぉぉぉぉ!!ヒヨコに語りかける沖田想像したら鼻血がァァァァ!! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 定春40号さん» わぁぁ!初期からお付き合いありがとうございます!これからも定春40号様を笑顔にできるよう頑張ります!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
定春40号 - シリーズ一番はじめから読んでます! 色々な銀魂小説読んできましたが、こんな笑えるのは初めてです! これからも更新楽しみにしてます! (2017年7月20日 17時) (レス) id: 96b1ecf7dc (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!大好きなんて、勿体ないお言葉です・・・!はい、頑張りますすすす!! (2017年7月13日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時:2017年6月25日 12時