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そのまま何かをのたまうAを置いて一足先に階段を登り終えた沖田。手に抱えていた焼きそば達を境内に置いて、未だに階段を必死に登るAにエールを送る。
沖田「Aー、頑張れー。」
『はぁ、はぁ⋯その、棒読み、やめて⋯ムカつくげほっ、』
沖田「それでも魔女なのー?」
『荒地〇魔女じゃねーよ!!』
「私は〇ウルの心臓目当てでもないし、ソフ〇をおばあちゃんに変えてもないし、何よりあんなに首に肉集まってないもの!」と一気にまくし立てたAはヤケクソ気味に足を進めた。
そうして漸くAが階段を登り終えた時、ドオン、と暗い夜空に花が咲き誇った。疲れきった後に見る花火は格別だな、とAはハッキリと見渡せるそれらに釘付けになる。
Aはすぅ、と息を吸い込むと「たーまやァァァ!!!」と声を張り上げた。これには沖田もビックリである。普通ならばこういう時、女は「綺麗⋯」と息を漏らす場面ではないのか、と。
沖田「お前⋯たまやはねェだろ、女として。」
『何でよ。花火見たら「たまや」、これ常識。たまやって叫ばない女は人じゃないから。』
叫んでスッキリしたらしいAは「焼きそば食べよ」と沖田に笑いかける。カランコロンと鳴
る下駄の音は神社に響き、空には火花が散った。
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アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ですよねぇぇぇ!!ヒヨコと沖田っていうベストマッチで鼻血なのにそんな事されたら・・・! 取り乱しました、すみません笑 (2017年7月25日 17時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - ふおぉぉぉぉぉ!!ヒヨコに語りかける沖田想像したら鼻血がァァァァ!! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 定春40号さん» わぁぁ!初期からお付き合いありがとうございます!これからも定春40号様を笑顔にできるよう頑張ります!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
定春40号 - シリーズ一番はじめから読んでます! 色々な銀魂小説読んできましたが、こんな笑えるのは初めてです! これからも更新楽しみにしてます! (2017年7月20日 17時) (レス) id: 96b1ecf7dc (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!大好きなんて、勿体ないお言葉です・・・!はい、頑張りますすすす!! (2017年7月13日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時:2017年6月25日 12時