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『ーーーてゆーかさ、』
沖田「あ?」
『アンタに手を貸そうっていう親切な心はないのかな⋯?!』
ぜーはーぜーはーと肩で息をして俺を見上げるA。その首筋には汗が伝っており、背中に抱えられたぬいぐるみは酷く重そうである。
1通り屋台を見て周り、焼きそば、たこ焼き、綿あめ、かき氷なんかを買い漁った俺達は、人ごみから逃れる為に神社に続く階段を登っていたのだ。
その神社は俺のお気に入りのサボり場である。人なんてものは遊び半分で肝試しに来るガキ共くらいだし、数百段の階段が続いているから三十路の土方も追いかけて来ない絶好の場所。
高台にあるから人ごみの中じゃ存分に見れない花火も楽しめるかと、Aを誘ったのだが。
沖田「体力ねーな、お前はよ。そんなんだからいつも3発ぶち込んだだけで力尽きるんでィ。ちゃんと鍛えねェと、これからもたねーぞ。」
『うるせーよ!それを言うなら総悟は体力が有り余りすぎなのよ!!一体何グラウンドする気なの!!元気すぎなのアンタは!!!』
沖田「そーだな、10くらいはいってみてェな。」
『真面目に答えんでいいわ!!つか何10って?!!絶対私気絶するから!!10回もぶち込まれたらプッツン切れちゃうから!!!⋯ってそんなんどうでもいいから手貸しなさいよ!!このぬいぐるみクソ重いの!もう捨てちゃっていいかな?!!』
沖田「いいんじゃねェ?」
『駄目に決まってんでしょ!折角総悟が私の為に取ってくれたのに!!』
沖田「何なんだよ、オメーはよ。」
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アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ですよねぇぇぇ!!ヒヨコと沖田っていうベストマッチで鼻血なのにそんな事されたら・・・! 取り乱しました、すみません笑 (2017年7月25日 17時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - ふおぉぉぉぉぉ!!ヒヨコに語りかける沖田想像したら鼻血がァァァァ!! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 定春40号さん» わぁぁ!初期からお付き合いありがとうございます!これからも定春40号様を笑顔にできるよう頑張ります!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
定春40号 - シリーズ一番はじめから読んでます! 色々な銀魂小説読んできましたが、こんな笑えるのは初めてです! これからも更新楽しみにしてます! (2017年7月20日 17時) (レス) id: 96b1ecf7dc (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!大好きなんて、勿体ないお言葉です・・・!はい、頑張りますすすす!! (2017年7月13日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時:2017年6月25日 12時