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『あぁ、癒される⋯。此処は天国ですか、極楽浄土ですか⋯!』
手のひらに数匹乗った黄色の小さな毛玉達。「ピヨ」なんて、絵に描いたような可愛らしい鳴き声で私の顔を見上げたーーーーヒヨコちゃん達ィィィ!!
『あぁもう可愛いいいいい!皆私が持って帰っちゃっていいかな?お持ち帰りしちゃう?』
沖田「やめとけ、お前の事だから鶏になった瞬間「美味しそう」とかぬかし始めっから。最終的には食用になっちまうから。」
『そんな事言いませんんん!唐揚げなんて私好きじゃないもの!か、唐揚げ、なんて⋯!』
沖田「ちょっと揺らいでんじゃねーかィ。」
『揺らいでないわよ!!』
「へいへい」と総悟は口角を上げて軽く相槌をうつ。どうせ心の中で嘲笑っているに違いない。そう、今まさにこの男は人をどこまでもバカにしたようなムカつく顔をしているのだ。
解せない気持ちをグッと押し込んで、再び総悟に視線を移せばーーーもう一つ、解せない点があると言えば、総悟の頭やら服やらに群がったヒヨコちゃん達。
『どうしてアンタがモテてるのよ!!』
沖田「知らねェよ、勝手に寄ってきやがったんだから。つーかこれ大丈夫かィ?服の中のとか結構やばい気がすんだけど。」
『くそぅぅぅぅう!!羨ま!!!』
沖田「やっぱアレだろ。唐揚げにして食う事しか考えてねェお前には近づきたくなかったんだろィ。賢明な奴等だぜィ、コイツらは。なー?」
『⋯え、待って総悟!もう1回ヒヨコちゃん達に語りかけて!できれば首傾げて笑顔で!!』
沖田「そのカメラは何でェ。」
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アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ですよねぇぇぇ!!ヒヨコと沖田っていうベストマッチで鼻血なのにそんな事されたら・・・! 取り乱しました、すみません笑 (2017年7月25日 17時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - ふおぉぉぉぉぉ!!ヒヨコに語りかける沖田想像したら鼻血がァァァァ!! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 定春40号さん» わぁぁ!初期からお付き合いありがとうございます!これからも定春40号様を笑顔にできるよう頑張ります!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
定春40号 - シリーズ一番はじめから読んでます! 色々な銀魂小説読んできましたが、こんな笑えるのは初めてです! これからも更新楽しみにしてます! (2017年7月20日 17時) (レス) id: 96b1ecf7dc (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!大好きなんて、勿体ないお言葉です・・・!はい、頑張りますすすす!! (2017年7月13日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時:2017年6月25日 12時