371 ページ39
.
『っっっアライ、グマ⋯⋯だっ!』
つぶらな瞳を向けたその癒し系の動物にAは歓喜の声を上げた。持っていた石なんかを設置された池でゴシゴシと洗う様は彼女の萌にストライクしたらしい。
しゃがみこんでアライグマをAが見つめれば、手を固く結ばれている沖田もその隣に否応なしに座るしかない。頬をゆるゆるにして「可愛い」と連呼するAに沖田は面白くない、と頬付をついた。
沖田(⋯⋯動物ばっか見やがって。)
『ねぇねぇ総悟。あの子が洗ってるのって何だと思う?』
沖田「んぁ?アイツか?⋯何だろうねィ、紙に見えるが。」
必死に洗うそのアライグマの手元の水には白い何かが大量に浮かんでいた。それは濡れてボロボロになった紙にも見える。
やがてアライグマが達成感に溢れた顔で洗っていたものを池の中から上げると。
『エ□本⋯、』
沖田「みてェだな。」
ボロボロになったそれを覆うカバーから見えたのは、真選組屯所では天井裏、引き出し、枕元等などから見つかる事のあるアハンな漫画のようだった。
『⋯誰だよ、こんな可愛いキューティーちゃんにエ□本与えた奴は。殴り飛ばしたい。』
沖田「このアライグマもませてんじゃねェの?兎なんかも年中発 情期だからねィ。」
『やめて!』
沖田「動物は見た目によらねェんだよ。大体、動物ってのは本能に従って生きるモンだからな。雌を目の前にした雄は【自主規制】とか【自主規制】とかしか頭にねェから。」
『やめろ!!』
.
359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 夏向@テスト期間は低浮上さん» ですよねぇぇぇ!!ヒヨコと沖田っていうベストマッチで鼻血なのにそんな事されたら・・・! 取り乱しました、すみません笑 (2017年7月25日 17時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
夏向@テスト期間は低浮上(プロフ) - ふおぉぉぉぉぉ!!ヒヨコに語りかける沖田想像したら鼻血がァァァァ!! (2017年7月25日 8時) (レス) id: 2e5a8262c2 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 定春40号さん» わぁぁ!初期からお付き合いありがとうございます!これからも定春40号様を笑顔にできるよう頑張ります!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
定春40号 - シリーズ一番はじめから読んでます! 色々な銀魂小説読んできましたが、こんな笑えるのは初めてです! これからも更新楽しみにしてます! (2017年7月20日 17時) (レス) id: 96b1ecf7dc (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - マヨさん» コメントありがとうございます!大好きなんて、勿体ないお言葉です・・・!はい、頑張りますすすす!! (2017年7月13日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時:2017年6月25日 12時