ぶっ飛びカップルの模範【沖田総悟】

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沖田｢······何だそりゃ、らしくねェ。｣


『う、るさい！偶には素直にならなきゃって思ったのよ、黙って受け取ってろ！』


ぷい、と向こうを向いてしまったA。月の光で照らされた彼女の耳元はほのかに色付いている。その姿を目に焼き付けると、緩んでしまう頬はどうにも言う事を聞いてくれないらしい。


我慢出来ずに思わず吹き出せばAは更に顔を紅潮させて｢言わなきゃ良かった｣と項垂れた。


沖田｢くくっ、そーかそーか。Aチャンは俺の事がそんなに大好きなのかィ。ったく困った奴だねィ。｣


『うぐっ、』


沖田｢まァ、そんなのは既知の事実だったがねィ。でもまさかあんなに言ってくれるたァ思わなかったぜィ。何だかんだ言って今までンな事言った事なかったもんな、成長したんだねィ。

自分の気持ちはちゃんと吐き出す方が身体にイイぜ、俺みたいに。だから明日からちゃんと朝起きて１回、昼間に２回、寝る前に30回言ってくれてもいいぜ？あ、ついでにおはようのチューとおやすみのチューも···｣

『長いうるさい黙れ！お前結構内心大分嬉しがってるだろ！舞い上がりすぎて羽生えかけてんだろ?!むしろ昇天してんだろ!!』


そりゃそーだろ。好きな女からマジ告白されちまったら開いた口は閉じないモンだ。俺の頬を引っ張るAはまるで西瓜のように顔を真っ赤にしていた。コレはレアである。




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