ぶっ飛びカップルの模範【沖田総悟】

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｢隊長ぉ、隊長はどうしてそんなにイケメンなんスか？一体どんな人体実験したらそうなるんスか？｣


沖田｢あ？ンな人体実験なんざするまでもなくイケメンだわ。遺伝子配列の問題だろィ。つーか酒臭ェなお前、寄るな。｣


ーーーまァ、流石と言うべきなのか。

俺の誕生日パーティが行われて早１時間が経過する頃には、座敷を覆う程の酒ビンが転がり、あちこちに酔いつぶれた野郎共が撃沈しちまっていた。


誕生日を祝われたのは素直に嬉しかったが、どうにもこいつ等の中ではクラッカー鳴らしておけばパーティになる、という常識があるのだろう。

事実、奴等は酒を飲んだっくれて今こんな状況になってしまっている。


｢しっかし隊長の筋肉羨ましいっス。つき過ぎず細いみたいな。細マッチョ的な。｣


沖田｢どーもどーも。｣


｢筋トレとかしてやす？あ、それかシックスパット作る機械とか最近ありやすもんね。｣


沖田｢使ってねェ、買ってねェ。｣


｢世の中不公平だよな···。｣

｢何でこんな狭い屯所の中でこんな美青年が居るんだ···。｣

｢俺なんか禿げてるし一昨日誕生日だったのに祝われなかったし···。｣

｢彼女持ちで順風満帆だし。｣

｢もう結婚して出ていけよ。｣

｢俺······隊長の白無垢姿見たいです。｣


沖田｢めんどくせェなテメェ等。最後のヤローは何言ってやがる、池ん中で頭冷やして来い。｣


酔ったコイツ等の絡みは取り敢えず面倒臭い。臭いし近いし暑いし臭いし。


俺に向かって一斉に褒めているのか貶しているのか分からない言葉を投げかけるそいつ等から、そそくさと離れたのだ。



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