ぶっ飛びカップルの模範【沖田総悟】

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まぁ、酒は貰ってやらん事もない。確かこの｢鬼峠｣とか言う酒は地方で有名な酒だと聞いた事がある。感動気味にリボンを解き早速杯に注いでいれば、肩をトントンと叩かれた。


沖田｢ーーーあり、終兄さん。｣


モフモフのオレンジの髪の終兄さん。彼の常備しているノートに｢総悟君、誕生日おめでとう｣と色とりどりに書かれてあり、それを見せてから俺の頭に三角コーンを被せた。


沖田｢ありがとうごぜェやす。流石にこの年でこれァ恥ずかしいですがねィ。｣


と、苦笑を零してそう言うと、慌てて三角コーンを取ろうとした終兄さんを宥めれば、安心したようにそそくさと奥に消えた。


『さて！ではでは本日の主役のご紹介を致します！今日、7月8日を誕生日に迎えるーーー沖田総悟です!!ふぅーーー！』


近藤｢よっ！色男！｣


『よ！年中無休発 情期男!!』


｢サボり魔男！｣

｢顔だけ男！｣

｢ドＳ症候群男!!｣


沖田｢テメェ等は祝おうとしてんのか貶そうとしてんのかどっちでィ。返答によっちゃ脳髄ぐちゃぐちゃにして殺リまさァ。｣


ーーと、食堂の一番前の席に立たされた。どうやらこの席が主役用のものらしい。

明らかに深夜テンションで言動が麻薬中毒者みたいな奴等がほとんどなのだが。ーーー何はともあれ、俺の誕生パーティなるものが執り行われる事となったのだ。




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