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「はは、へーきへーき。こんな怪我、日常茶飯事だし…。
見た目より酷くないよ」


そう言ってふにゃりと笑って見せた山崎さん。
その声はひどく柔らかく暖かくて。私の動揺を鎮めようとしてくれているのだと分かる。


そして、彼の意図した通り少しだけ落ち着きを取り戻した私は、ホッと息を吐いた。

白い息が空中に舞う。



『―――山崎さん、すぐに助けます。
それから、この組織の悪事も必ず暴きます。
応援が来るまで、―――…』

「おい、女」



油断大敵。まさにその通り。
音もなく近づいていたらしいその声は、私の指の先をさっと冷たくした。

山崎さんに気を取られて気づかなかったけれど、背中にひしひしと伝わる殺気は、数えられるような量じゃない。


顔を青くして小さく「逃げろ」と口を動かした山崎さんから顔を背けて、背後に立っているであろう攘夷浪士達と向かい合った。



「真選組……しかも女一人か」

「つー事はあの男も真選組なんで?」

「って事かねェ。
―――なら、此所の奴等、全員証拠隠滅するしかねーな」



ざっと見ただけで二十数人。
どの男も刀を携えており、血走った目を私に向ける。



『証拠隠滅?それは此処に居る人達を一人残らず
亡き者にしようと言うのでしょうか』

「それが一番合理的だろう?
真選組にバレたんじゃァ、ろくに動けやしねーしな」

『させません。


―――私は貴方方を粛清する為に来たので』

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アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 真里亞さん» わわ、ありがとうございます!本当に申し訳ないのですが、こちらの不手際で続編を一時削除しました(土下座)すぐにアップするので暫くお待ちくださると幸いです・・・! (2017年10月25日 23時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
真里亞(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!続編を読ませてもらおうと思ったらパスワードがかかっていたので番号教えてほしいです! (2017年10月25日 23時) (レス) id: 5fd8901745 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 浅葱さん» 勿体ないお言葉です・・・!本当に嬉しいですありがとうございます!浅葱さんに頼んでいただけるようこれからも頑張ります! (2017年9月10日 20時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 星500個つけたいくらい面白いです。更新頑張ってください (2017年9月10日 8時) (レス) id: 9acd7a7003 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - あやねーずさん» コメントありがとうございます!わわ、一気読みですか・・・!すっごく嬉しいです!ちょっとずつ進展できたらな、と思っていますのでご注目ください笑。頑張ります! (2017年9月9日 23時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルハ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/  
作成日時:2017年9月4日 23時

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