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沖田｢ーー何やってんですかィ。｣
『え？こういう事じゃないんですか？』
沖田｢·····いや、···うん。
違う、ーーー事もないかもしんねェ。｣
俺としてはもっと近くを歩けという意味だったのだが、
どうやらその意は伝わっていなかったらしく。
ーー能天気に微笑みながら俺の少し大きめの、
黒い傘に入ってきたのだ。
(ーーーまァ、俺も言葉足らずだったとは思うが。)
軒下に居る時より幾分か迫った距離。
歩く度少し触れる肩。
ーーーあァ、そういやこういうのを
世間では“相合傘”と言うんだっけか。
そんなどうでもいい事を考え、
ガラにもなく鳴り響く胸の音から気を紛らわした。
.
それからあらゆる場所を練り歩いた。
Aの行き付けの呉服屋だとか
隠れ名店だという小さなラーメン屋だとか。
『ーーーあ、彼処の居酒屋もオススメです。
スパゲッティと炭火焼がとても美味しくて···』
沖田｢アンタ、食いモンばっかだねィ。
·····つーかそのナリで居酒屋なんかに
行くんですかィ。｣
『前に働いていた事があるんです。
それに、私だってお酒を飲みたくなる時くらい
あります。』
沖田｢ーーアンタ、未成年だろィ。
お巡りさんに暴露するたァ、いい度胸してらァ。｣
『ーーーあ、·····た、逮捕は勘弁して下さい。』
沖田｢ーーぶはっ、···今日の所は
見逃してやりまさァ。その代わり、今度
酌してくんねェか？｣
『貴方も未成年でしょう？』
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たろ。(プロフ) - ぐぬ、、、最高すぎる、、、 (2022年6月15日 19時) (
レス) @page47 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ちょっぴり切なくて感動するし、設定とかもう全部引っくるめて大好きです！泣待ち人が攘夷浪士だったっていう設定もそれはそれでいいなって思いました笑笑笑 (2022年2月27日 20時) (レス) @page45 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
にょろ - 癒された…心があったかくなりました(*´ω｀*) (2018年11月15日 20時) (レス) id: 04a2fc2925 (このIDを非表示/違反報告)
沖田優朱 - めちゃくちゃ感動しました！ (2018年9月30日 2時) (レス) id: a3af942d1f (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - 涙腺が・・もう崩壊寸前なんですが・・。とっても感動しました！沖田の勝ち目が無いと分かっていても一途に思い続け、主人公の幸せを願うところとか最高過ぎて・・！カップルシリーズも頑張ってください！ (2018年1月21日 17時) (レス) id: 76bba592ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルハ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bfd3c0329e2/
作成日時：2017年2月18日 9時
