お似合いカップルの模範【沖田総悟】

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『ーーーあれれ？そーたん起きたの？』


沖田｢·····そーたん？｣


聞き覚えのありすぎる声で聞き覚えの無い名前で背中の向こうから呼ばれた。自分で言ってみてもやはり違和感しか生まれず、取り敢えずそこにいる筈のAを振り返れば。


『うへへ、そーたんだぁ。さっきからずっと寝てたから股間踏んでやったけど起きなかったのに何で起きたの〜？永遠に寝とけやクソがコノヤロー。』


沖田｢何で俺急にディスられてんでィ、ふざけんな。｣


『とこでそーたん、ちゃんとご飯食べてるの？』


沖田｢あ？｣


『こんな薄っぺらい体しちゃってさぁ。そんなんじゃこれからの社会についていけないよ？あのねぇ、これから100年後くらいでは日本は働きすぎて過労死する人が増える時代に···』

沖田｢何の話してんだテメェ。｣


しゃくり上げながら顔を真っ赤にしたAが俺の肩に腕を回す。酒酔いの典型的だとも思えるお節介を口にし、片手に持たれた酒瓶に口をつけた。鼻を突いたのはアルコールの匂い。


沖田｢コイツ·····酔ってんのかィ。ザキ、コイツどんくらい飲んでた？｣


山崎｢え、えっとですね、ストロングとテキーラをジョッキに20杯ずつ。シャンパンとカクテルを10杯ずつ·····あと梅酒とか日本酒も飲んでました。｣


沖田｢バケモンか。｣



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