お似合いカップルの模範【沖田総悟】

252 ページ17

.





沖田｢へェ、トースターってそんな行事だったのかィ。｣


『イースターだね。』


近藤｢あァ、確か···フランスパン・ザビエルだっか？あれ、フランスパンだったっけ？｣


土方｢マヨネーズ・ザビエルがいい。｣

沖田｢誰もアンタの好みは聞いてやせんが。｣


『えーっと、結局何だったっけ？フランスパン・ザビエル？』


山崎｢違うよAちゃん。復活祭はフランシスコ・ザビエルの髪の毛の復活を祝うんじゃなくて、キリスト教の生みの親のキリストが復活した事を祝う行事なんだよ。｣


『へぇ！よく知ってるんだねジミーのくせに！』

沖田｢何ドヤ顔してんでィ、ジミーのくせに。｣

近藤｢山崎は何でも知ってるんだな！お妙さんのスリーサイズも知ってるのか？｣

土方｢やっぱ歳食ってると知識も豊富なんだな。｣


山崎｢あれっ、｣


日課であるミントンを仕事の合間にしている山崎は、偶然庭で4人の会話を聞きつけやって来た。明らかに違いすぎるその知識を訂正する為である。


『···あれ、キリストさんのフルネームって何だっけ？』


近藤｢ノー・キリストじゃなかったか？｣


土方｢いや、否定語じゃなかっただろ。｣


沖田｢じゃあ、オフコースですかィ。｣


山崎｢何でそんな回りくどい言い方したんですか。イエスですよ。イエス・キリストですよ。｣




.

253→←251

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す