相思相愛カップルの模範【沖田総悟】

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沖田｢······チッ、｣


攘夷志士“蓼月”派の隠家にて。そこに乗り込んでから既に2時間が経過していた。沸いてくる攘夷志士達。


彼等は真選組隊士達と同じくらいの力の持ち主のようで。おまけに鉄砲、爆弾など。飛び道具も所持している。その為に真選組は苦戦していた。


沖田｢くそ、ンだこいつ等。ゴキブリじゃねェんだからよ。｣


そんな事をボヤきながら斬り進めていく。と、突然、右肩に激痛が走り。見るとそこには短剣が刺さっていて。どうやら今目の前に対峙している男に気を取られ、後ろから不意をつかれたようで。


沖田｢くっそ、······こりゃァ、不味ィな。｣


熱を持った肩を押さえながらフッと微笑を零すと。背後からザシュッという音と、倒れ込むような音。


土方｢ーーーおい総悟！ボーッとしてんじゃねェ!!｣


沖田｢ーー土方さん·····、···偶にはそのゴキブリ並の生命力、役に立ちやすね。｣


土方｢おい、今此処で斬り捨ててやってもいいんだぞ、コラ。｣


沖田｢大体、土方さんが俺の助太刀するなんざ···。明日は雪が降るんじゃねェですかィ？｣


土方｢どう意味だコラテメェ!!!······あれ、普通に普通だった。｣


沖田｢余所見してたら斬りやすよ、土方さん。ったく、油断も隙もねェんだから。｣


土方｢おおおおお?!!助けたのにこの仕打ちはねェだろ!!!｣



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