相思相愛カップルの模範【沖田総悟】

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『総悟······、』


沖田｢帰れ、雌豚。｣


『なんだお前よォ、自分は私が寝ててもズカズカ人の部屋に入って来るくせにさァ。人が入って来たら怒んのかよ、どこのワガママさんだよコノヤロー。』


沖田｢おい、中に入って来てんじゃねェよ。ソレは俺の役目でィ。｣


『寝惚けててもそんな事言えるなんて、怒りを通り越して呆れも通り越して尊敬するわ。』


そんな事を言いながらもAは沖田の布団を捲り、中に入ろうと試みる。しかし寒がりな沖田は布団をまるで芋虫のように包まって眠っている。


その為布団に入れずなかなか手こずったが、数分後何とか潜り込む事に成功。一気に暖かなお布団様に包まれ、安心する沖田の香りに包まれ。スグに眠気がAを襲う。


上瞼と下瞼が熱いキッスを果たそうとするのを特に阻む事なく、眠りに落ちようとする時。突如背中を向けていた沖田がAの体を抱き寄せる。


沖田｢どーしたんでィ、今日はやけに素直じゃねェか。そーゆー気分？｣


『····そーゆーってどーゆー気分よ、全然違うけど。···いや、ある意味そういう気分かも。今は総悟に甘えてたい。』


沖田｢·····お、おォ······｣


『あのね、さっき変な夢見ちゃって。総悟の首から下がチワワになっちゃう夢なの。もう怖くて怖くて。』


沖田｢ソレ怖ェの？｣


『アンタ、想像してみなさいよ。私が人面豚になってたら怖いでしょ？』


沖田｢·····ぶはっ、ンだそれ最高に面白ェっ、｣


『ぶっ殺すぞ？』



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