木兎光太郎の弱点！ ページ4
「ここが東京かぁ、、あんま変わらんなぁ。」
「いや、正確には埼玉と東京の境目や。」
「なんや、、偉い虫がおりますなぁ！」
大所帯の稲荷崎、
合宿に行ったのはレギュラーメンバーのみ。
それでもかなりの大人数だった。
「あ、稲荷崎です！！」
「あ、稲荷崎高校ですね！待ってましたよ！
まだ全校は居ないんですけど、、
体育館へ案内します！」
梟谷のジャケットを着た人に連れられて
まだ人の少ない体育館へと足を運んだ。
「おぉ！、、
おぉ？」
「何してんねん。」
「そう言うなや治、、
侑は、、ほら、、なぁ？」
「なんなねん！！言いたいなら言えや！！」
「侑は頭が可笑しいっちゅう」
「言わなくていいねん！！」
「へいへいへーい！！
狐ちゃん達〜！！」
「梟谷、、木兎光太郎かいな。」
「おぉ！噂の分身！！」
「分身ちゃうわ。」
元気な三兄弟も木兎の“元気さ”には黙り込んだ。
「稲荷崎の北信介です、どうぞよろしくな。」
「お？俺は木兎光太郎！！
全国No.6の指に入るスパイカーだ！！」
「木兎さん、、目の前にNo.1がいるんですよ、」
「あ、そうか。
宮努！！
俺はお前を倒す！！」
「いえ、俺ミドルやから。」
「え。」
「あ。。」
何やら落ち込む木兎光太郎、
面倒くさそうにする赤葦京治、
“？”を浮かべるその他。
「なんや、、悪いこと言ったな、、
先輩やしな、、
ほな、
“木兎さん”
正々堂々、
やり合いましょうや。」
「！！ほんとか！！」
「ありがとうございます、宮さん。」
深々と頭を下げる赤葦を見て何となく察せた稲荷崎。
「なんや、、辛かったら言えな。
溜め込むのはよくあらへんよ。」
「？はい、、」
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作者名：アマノ | 作成日時：2021年2月12日 20時
