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白に近いクリーム色の玄関を開いて中へ
「ただいま‥」
「あー!おかえり〜!今ね、お昼作ってたんだよ〜味見する?」
「うん‥」
ソファに座ると、彼女もちょこんと隣に座ります。
ナムジュンくんはこの距離が好きです。
身長の小さい彼女が隣にくると余計に身長差を感じ、そこにキュンキュンしてるそうで。
でも今はAを見ると
なんだか胸が切なくキュウ、となって
ナムジュンは彼女のお腹に抱きつきます。
「元気ないの?どうしたの?」
そんな彼の頭を撫でながらいいました。
流石は彼女。
ナムジュンくんの変化にすぐ気づきます。
「おれの友だちがね、狙ってるの、お前のこと。
可愛いって。」
‥‥ふふっ
ナムジュンくんはAさんの前だと甘えたような口調になるんですね。
「‥うん、」
可愛いなんてこそばゆいのか彼女は頬をほんのり染めます。
「‥でもさ、
お前のこと好きなのはこれからもおれだけでさ、
お前が好きなのもこれからもおれだけだよね?」
もぞり、とお腹から顔を覗かせ
上目遣いで言うナムジュンくんに、
キュンキュンしながら彼女はこういいます。
「当たり前だよ」
と。
当たり前が当たり前で嬉しい。
そんなクーデレ男子 ナムジュンくんのとある日のお話でした。
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作者名:あかき | 作成日時:2019年1月18日 23時