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雄登「A!龍我!」
飛貴「Aちゃん久しぶり〜」
A「お久しぶりです!」
飛貴「彼氏くんめっちゃかっこよくない!?那須が可愛がるだけある!」
A「お兄ちゃん、飛貴くんにも龍我の話ししてるんですか?」
雄登「俺の口からAと龍我の名前が出ない日はない」
龍我「知らないところで迷惑かけないで〜」
雄登「かけてないし!?」
龍我「さ、Aいこ?」
飛貴「ほら那須、妹のデートの邪魔しちゃダメだよ」
雄登「え〜俺も…」
龍我/A「「バイバーイ」」
お兄ちゃんと飛貴くんとその場で別れて
わたしたちは行く場所も決めず
ブラブラ適当に街中を歩いていた。
龍我「そういえば、A文理選択決めたの?」
A「ん〜まだ決めてない」
龍我「来週本提出でしょ?」
A「そうなんだけどさぁ…」
龍我「文系にきたら俺がいるよ〜」
A「理系も捨て難いなぁ…」
父母兄全員理系の我が家は
理系の雰囲気が漂っていて、
正直文系に対するイメージがあまりない。
龍我「理系になったらクラス同じになれない…」
A「文系理系半分ずつの余り物クラスもあるじゃん」
龍我「可能性すっごい低いじゃん!確率どれくらい!?」
A「まぁ低いけどさ…」
わたしも龍我と同じクラスになりたい。
あんまりそういうのを
外に出すタイプじゃないから
言えないけれど
ずっと一緒に授業受けられるなんて
どんなに幸せかわからないもん。
「一緒がいいー」
って頰をまた膨らませてる
龍我の横顔がすっごく可愛くて
夕日に照らされてるのもまたよくて
一緒にいるようになってからも
このドキドキは慣れないなぁ
っていつも思う。
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作者名:のん. | 作成日時:2018年12月15日 1時