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それから、
澪華と大昇くんは
2人で家に帰って、
お兄ちゃんと飛貴くんは
塾に勉強をしに行った。


龍我「A〜この皿どこ?」

A「4段目の真ん中に似たようなお皿ない?」

龍我「ん〜と〜、あ、あった!ここ?」

A「そこ」

龍我「は〜い」


家に残ったのは龍我と私だけで。

龍我は仕事の帰りに
お父さんが那須家に迎えにきてくれるらしく
それまでうちにいることになっている。


龍我「Aのお母さんは?」

A「今まで一緒に仕事してた人が、短期の単身赴任になるらしくて、その送別会に行ってる」

龍我「お父さんは?」

A「『俺は外で飲んでくる』って」

龍我「じゃあ俺のお父さんくるまで2人だね」

A「前にも言ってあったでしょ?」

龍我「うん!」


皿洗いを終えた私たちは
リビングでまったりテレビを見ていた。


A「美味しそ〜!」

龍我「ね〜A」

A「何ー?これ美味しそうだね!」


ソファに2人で並んで
座っていたそのときだった。


A「…………………!?」

龍我「………しちゃった!」



不意打ち、


龍我がわたしにキスをしてきた。


A「しちゃったじゃないからね!?」

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作者名:のん. | 作成日時:2018年12月15日 1時

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