わたしの彼氏とわたしのお兄ちゃん (ページ2)

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龍我「Aおはよ…って」

「おはよう！龍我！」

龍我「那須今起きた？」

「うん」

龍我「髪もボサボサだし着替えてないし外に出ないで～」

A「あー龍我ごめん！兄ちゃん、二度寝してもいいけどお母さんに叱られても知らないよ」

那須雄登。

わたしのお兄ちゃん。

龍我「Aいこ～」

佐藤龍我。

わたしの彼氏。

A「行こ」

そしてわたし、

那須 A。

雄登「俺も行きたかった～」

お兄ちゃんは龍我を溺愛していて、
龍我は嫌がりつつもなんだか嬉しそう。

お兄ちゃん曰く、
龍我は落ち着きのなさが可愛いらしく
子どもみたいでほっとけないらしい。

わたしから見ていて2人の関係は
友達以上恋人未満。

雄登「どこ行くの？」

A「内緒」

雄登「え……まさかホ、ホ、ホテ…ル！？」

龍我「A～那須うるさいんだけど」

雄登「いくら龍我でもAに手出すのは許さないからな！？」

龍我「え、もう出してるよ？」

雄登「はぁ！？」

A「いや、出されてない」

龍我「付き合ってんじゃん！出してる！」

龍我は天然だし
お兄ちゃんはよく朝からこんなに
元気に話せるなぁって感心する。

こんな会話いつまで経ってもおわんないから、
わたしはお兄ちゃんを家の中に押し込んで、
龍我とようやく歩き出した。