共犯者【名探偵コナン】【諸伏高明】 (ページ3)

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｢お疲れ様でした！お先失礼します！｣

閉め作業も終わり店長に声をかけると店長は私に残り物の串焼きを持たせてくれた。

｢Aちゃんいつもありがとうな
本当に助かってるよ…

ただ、最近大丈夫かい？

あのニュースの話題がでてから冷やかしのお客さんも増えて嫌な思いをしてるんじゃ、って心配してるんだよ｣

最近疲れてるだろう、明日は休みなさい。

私を気遣ってそう言ってくれる店長の言葉に甘えさせて貰うことにしよう…

疲れを出さないようにしてたけどやっぱり気づかれちゃってたかな。

｢じゃあ…お言葉に甘えて。

また来週からお願いします。｣

・・・・

店長から貰ったお休みの日。

勉強でもするか…まーしたって大学に入るお金もないし、無駄かもしれないけど…

資格取ったら高卒でも働けるけど受けるお金も無いしなぁ。

もくもくと書店で買った入試問題に向き合っているとアパートの少し掠れたチャイムが鳴った。

｢あれ、ウーバー頼んでたっけ…｣

今でます、と声をかけて一応財布を手にパタパタと玄関に向かう。

しかしそこにいたのは見慣れたリュックの配達員ではなく

｢…私、警察の者ですが。

七瀬Aさんでお間違いないでしょうか。｣

紺色のスーツを身にまとい整った顔出ちをした警察官が立っていた。