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男好き54 ページ9

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そんな事、?

もっと違うことを言われると思っていたので拍子抜けする。



「俺はこんな顔してっからな…初見じゃまず顔を合わさねぇよ」

そう言いながら顔についた無数の傷に触れる。


その手が何故かすごく寂しそうに見えるのは気のせいだろうか。





『何言ってるんですか、その傷は勲章の様なものでしょう?』
 

「はっ、そんないいもんじゃねぇよ」



何故そんなにも自分を卑下するのか、

もっと、胸を張って、いいのに。

 




『不死川さんの傷の数だけ、救われた方が居るんですよ。

不死川さんの傷の数だけ、希望を手にした方が居るんです』




私は右手で不死川さんの傷に触れる。


さっきの戦いで付けたのか、頬が掠れて少し血が出ていた。
 



『私はそんな方と志しを共にし、戦える事を誇りに思います』


「な、何言って…ッ「美味そうな血の匂い…」




「『…!」』



茂みから鬼が一匹出て来る。




「おぉ!こりゃあ稀地じゃねぇかぁ!!」


「それに女も…女の肉は柔らかい…ひひひ」


 
続けて五、六匹の鬼が姿を表す。



『集団で…』


「ちっ、面倒くせぇなぁ!」



あの時の鬼と行動パターンが似ている、

それにこの感じ…異常な鬼がまた混じっているようだ。




不死川さんは気づいているのか気づいていないのか。


彼は何を考えることもない様子で鬼に切りかかり、次々に首を切り落としていく。

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匿名 - 濃ゆいって方言ですか? (2019年12月26日 23時) (レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
麗優(プロフ) - ほんとですよね笑 無敵だけどいい迷惑ですね。はい、よろしくお願いします! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 114271c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 猫まんまさん» あ、そうなんですか(笑)教えていただいてありがとうございます! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 麗優さん» 何で職場なんですかね、、ほんとあれは無敵スキルですよね、、これからもよろしくお願いします! (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - 伊織さん» あっ。でも、そのグループ解散しちゃって…。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: a02a4587d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 | 作成日時:2019年12月4日 22時

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