男好き88 ページ43
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取りあえず、どうにかして、この状況を打破しないと。
炭治郎くんを、禰豆子ちゃんを、
また、冨岡さんを助けるにはどうすれば良いか。
全員を、一人残らず…
そう、証明をしなければならない。
禰豆子ちゃんが人を食わない鬼である事、
理性を持ち合わせた鬼である事、
彼女を生かす決断が必ず、今後の鬼殺隊の光となる事を。
不利益に勝る利益の提示が必要不可欠だ。
『__というか、この箱、鬼が入って居るんですね』
知らなかったという口調でそう言い、
箱に手を伸ばす。
それを阻止しようと、不死川さんが私の手を掴む。
「おいｯ！…『じゃあとさっさと外に出せばいいではないですか』
今は良く日が照っていますし、と付け加える。
私のその発言で、一瞬、柱達の動きが止まった。
私の、口から出た言葉に戸惑いの表情を顕にしている。
「む、殺すことに反対ではなかったのか」
「珍しく派手な事言うじゃねぇか」
柱達は次々に口を出す、
そして、処罰する方針へと論が一気に傾いた。
『何言ってるんですか。
先程も述べた通り、私が不死川さんの刀を止めたのは、自分の腕を確かめる為です。
…相手は鬼ですよ？
所詮は本能のままに人を食い散らかすだけの、害虫に過ぎません』
通常通り、早急に処分すべきでしょう。
その言葉を聞いて、
炭治郎くんは、嘘だ…あり得ない……と、言葉をもらす。
そんな彼を目尻に、私は更に話を続ける。
周りは珍しく私の意見に賛成の意を示した。
彼等が望むような言葉を想像し、それを淡々と並べる。
そう、もっと引きつけて、
そして私の言葉に集中して、
私の言葉が、説得力のあるものだと思いこんで、
人は、自分の意見を肯定する人間の意見は受け入れやすいものだ。
それを逆手に取る、
今、私の発言への関心は十分に高まった。
『ですが___』
柱の視線が私に一極する。
今が、頃合いだ、
『もし、其処の少年の戯言が真実で、
理性を保ち、人を食わないと言うのであれば、
血鬼術、身体能力、再生能力…それらを考慮すると、
その鬼は、
間違いなく私達鬼殺隊に革命をもたらす存在になるでしょうね』
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匿名 - 濃ゆいって方言ですか？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
麗優(プロフ) - ほんとですよね笑 無敵だけどいい迷惑ですね。はい、よろしくお願いします！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 114271c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 猫まんまさん» あ、そうなんですか（笑）教えていただいてありがとうございます！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - 麗優さん» 何で職場なんですかね、、ほんとあれは無敵スキルですよね、、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 3a359f279c (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - 伊織さん» あっ。でも、そのグループ解散しちゃって…。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: a02a4587d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 | 作成日時：2019年12月4日 22時
