色柱は男好き。ー弐ー【鬼滅の刃】

男好き70 ページ25

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余裕そうな態度がいちいち鼻につく。



『そう言いたい所ですが…流石にこの状態で貴方の相手をするのは無理そうなので、』



相手は一度も血鬼術を使って来ていない、

手札はまだ残されているという事だ。



この動きを制限される服で戦うのは、正直言って、難しい。



なら、









__シュンッ



刀で切られた腕と足の部分の布がはらりと地面に落ちていく。

その時に皮膚に刃先が当り、血が流れた。









『自らの服を切るとは…君は本当に予想を超える行動をしてくれるなぁ！』


鬼は、興奮し、声を高ぶらせる。



　

今の私は、袖がなく、丈も膝上の布を纏っているだけの様な状態だ。
　

この服は蜜璃ちゃんから以前貰ったものなのだが、


こうする以外なかった。


ごめんね、

心の中で私は蜜璃ちゃんに謝罪する。







『さぁ、お互いお遊びはここまでにしましょう』


鬼が血気術を出す前に、次の一撃で仕留める…！



そう、踏み込んだ瞬間だった、









　
「お、この血の匂いは…おや…おやおや？」




"血の匂い"

以前、あの異質な鬼が言っていた言葉…


私は反射的に動きを止めた。

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