炭治郎の許嫁ちゃん。 弐 【鬼滅の刃】

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「僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するな。お前らなんてすぐに母さんが殺すから」




伊之助が操られている隊員を踏み台にして少年に刀を振るうが刃は少年には届かなかった



「くっそォ！！どこ行きやがるテメェ！勝負しろ勝負！！」

「あの子は恐らく操り糸の鬼じゃないんだ。だからまず先に…」



「あーあーあー！！わかったっつうの！鬼の居場所を探れってことだろ？うるせぇデコ太郎が」



伊之助は刀を地面に刺し、しゃがんだ



「獣の呼吸・漆ノ型 空間識覚！！！」


周りの空気が、変わったような気がした

すると伊之助が気配のする方を指さし、この場を村田さんに任せ三人は走った


暫く走ると、

「駄目…こっちに来ないで…階級が上の人を連れて来て！！」

という声が聞こえた。
私達の前に立ち塞がったのは涙を流しながら隊員の死体を引きずる女隊員

「そうじゃないとみんな殺してしまう！！お願い……お願い！！」

辛そうに、その人は叫んだ

″殺してくれ″そういう隊員を悲しそうに見詰める。

『どうしよう＿＿＿炭治郎！』


「待ってくれ！！何とか助ける方法を…」

伊之助が早々に殺そうとする。

炭治郎が暫く考えていると、突然木の周りを走り出す

そして炭治郎は振り返り、追いかけて来た女隊員の腹を抱え思い切り上に投げた

するとその女隊員は、木の枝に糸ごと引っかかり、浮かんだ

『さ、さすが炭治郎！』



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