8話 ページ9
中原side
首領にそう急かされ、準備を始めた
中原「負けても知らねェからなァ!!」
『それは此方のセリフだ!』
お互いの準備が終わり、スタートの合図が鳴った
まあこんなの楽勝だ__と思っていた数分前の俺を恨む
中原「…ッ…ハァ…ハァ…」
直ぐに投げ飛ばされたのだ。
『なーんだ、元羊の王もこんなもんか_ッ』
中原「舐められたもんだなァ!!」
腹に二発、
『重力なしでこれって…ハァ…結構いいじゃん…』
今のは効いたはずなのに、此奴は笑顔を此方に向けてくる
イラついてもう一度打撃を入れようとしたが
『ほらよっと_ッ!!』
手を捻られ、逆に打撃を入れられた
中原「グッ_」
そしてすかさず此奴は蹴りを入れてきて、その威力は高く、耐えられなかった
中原「…カハッ…」
壁に打ち付けられ、背中が痛くなった
首領「_もう良いよ。石川君の勝ちだ_」
そう。負けたのである
貴方side
『勝ったァ!!なぁ中原!!3万!3万絶対だからな!』
こう笑顔で話しかける。意外とさっきのは痛かった
中原「ッ手前_なァ!!」
太宰「中也〜!私にも蟹ね〜!ほら、さっきの賭け_」
『なっ賭けしてたのか?!』
太宰「そうそう!私が君が勝つに賭けて、中也が自分に賭けたんだ」
太宰「__にしても、ボロ負けじゃないか中也!」
そう太宰は嘲笑うように笑った
『ほんとだよなぁ!!』
それにつられ自分も笑う
中原「手前ら__ゴホッ…」
首領「まぁまぁ、そこら辺にしておきなさい。2人とも医務室へ_」
『別に俺は平気だけど_』
首領「平気じゃありません。」
『平気だ!』
首領「平気じゃないでしょ?」
『平気だ!!』
首領「……平気じゃありません」
『平気だッ…カハッ…ハッ…』
首領「ほら、平気じゃないだろう?」
太宰「ほらほら、首領からの命令のようなものだよ?」
『…チッ…』
『太宰!医務室ってどこだ!』
太宰「あー分かった、分かったから、連れていくよ」
そう2人は医務室へ向かった__
中原「俺は置いてけぼりかよッ!!ケホッ_」
太宰「__あ、中也忘れてた」
『中原?置いとけ置いとけ〜』
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時