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27話 ページ28

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太宰「__ここかな」

そこまで大きくない扉があった

中原「ここに決まってるだろ…奥つってたし」
『そーだな』

『とりあえず部下を近くに置いておくか?』
太宰「そうしておこうか」

通信器具を使って部下に呼びかけると、直ぐに来た

太宰「良いかい、このあと何かあったと思われる時に突撃だ__いいな」

部下が返事をすると___

『じゃあ行くかッ!!』

ギィィィ__
扉を開け_入った


そこに居たのは__青い髪の男性が、写真立てを眺めながら椅子に座っていた

青山「……嗚呼、来たのか」
写真立てをゆっくり机に置いてそう言った

『あんたらの部下は全員倒した__あとはあんただけだ』
青山「部下…?…あの子たちか」
青山「生憎亡くなったものを部下という意味は無い」
中原「なッ手前!」

立ち上がり此方へ歩いてくる

青山「だから俺は優しくないんだって言ったんだけどなぁ…」
中原「手前…彼奴らが手前をいくら信頼して_」
青山「知ってるよ。全部聞こえていた」
太宰「聞こえ__君は五感がいいのかい?」
青山「そうだよ。だからそこの金髪くんが来たのは気配でわかった」

俺を指さして微笑む

『クッ…だからか』

青山「俺は死 ぬ気もないし、彼に会うまでは死 にたくないんだ」
太宰「……彼?」
青山「織田作之助(・・・・・)。同じ少年暗殺者だった奴だよ」
『赤髪の少年?』

その言葉に驚いたのか、目を見開いた
だがすぐ笑みに変わり

青山「そう、それだよ」

中原「茶番は終わりだ……さっさと終わらせるぞ」

青山「へぇ……いいよ。かかってきな」

太宰「はぁ……これだから中也は」
『初っ端喧嘩売りやがったよ……まァ倒せばいいだけだけどなッ!!』







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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時

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