2話 ページ3
太宰side
太宰「さァって…どんなやつかな〜」
パソコンを弄り、侵入した奴の特徴を見る
中原「…あ?此奴、俺らと同い年ぐらいじゃねェか」
そこに移されていたのは、赤い
太宰「こんな派手な服着てよくバレなかったよねェ…しかも所々監視カメラを避けて歩いている_入念な計画があった筈だ」
中原「ま、まだ近くに居ンだろ?さっさと潰しに行くぞ」
太宰「はぁ?何言っているんだい?入念な計画があった筈だと言ったんだけど…」
中原「若しかしたら盗ったあとの計画はないかも知れねェだろ」
太宰「…はぁ…兎に角、此処から西の方だね。」
確かに、中也の言う通りこの後の計画がないかもしれないし、先程から
中原「んで、此処から西の方なんだろ?」
太宰「うん」
綺麗とは言えない道を、歩く
勿論その歩幅は合わせる気はない
太宰「ねぇねぇ。そこのお兄さん。赤いパーカーの僕達ぐらいの子、見てない?」
男「ん?嗚呼…赤いパーカー…ねぇ…若しかして″能力使いの盗っ人″じゃねェか?それなら昨日見かけたぞ」
中原「能力使いの盗っ人…」
太宰「有難う!」
太宰「…で、中也。心当たりはあるかい?」
中原「あ、嗚呼_羊の頃にも被害に遭ったことがある」
太宰「その時も赤いパーカーを着ていたのかい?」
中原「嗚呼。仲間の証言によるとな…結局捕まえることは出来なかったんだが」
太宰「_盗まれたのはなんだい?」
中原「そこそこになる武器だ。噂によると、その盗っ人は金か、金になる物を盗んでいくらしい」
太宰「それで?
中原「瞬間移動するんだ。いつの間にか居なくなっているんだと」
太宰「へぇ…違和感はそれか」
中原「違和感?」
太宰「さっきの監視カメラの映像ではね、一瞬の間に移動している距離が多かったのだよ」
太宰「それに、手を動かす動作が合間にあってね…多分その盗っ人は、数秒程時間を止められるんだ」
中原「へぇ…なるほ___ッ!あれじゃねェか?!」
と、中也が叫び、指を指す方向を見ると__
赤いパーカーを来た金髪の少年が居た
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作者名:舞。 | 作成日時:2019年9月1日 18時